そもそも、「啐」に「なきごえ」の字義はありません 先行回答者さんの示す『大漢和辞典』にすらありません おそらく、「啐啄同時」という四文字熟語から逆算して後から付け加えられた字義かと思います その『大漢和字典』には「啐啄」が立項されており、「啐、は雞卵が孵化しようとする時、殻内で小雞の啼く聲」とあります それを字義→訓読みとして取り上げたんだと思われます まあ、漢検的には「啐啄同時」のためにあるような漢字ですからね ところが、『大漢和辞典』の「啐啄」の典拠は『禪林寳訓音義』でそこには「啐」のことを「嘴をもって吮聲」としています 「吮」には「なく」意味ではないので『大漢和辞典』が誤って解した可能性があります 「吮」には「すう・すする・なめる・ねぶる」の意があります 「啐」には「すう音・吮聲」という字義があるので、「啐啄」の「啐」はこの音だと思います 「啼く」音だというのは『大漢和字典』のスーパー意訳かもしれませんね 『漢検』はどう考えているのか分かりませんが、字義を選ぶ問題で、「啐啄」から「啐」の字義を書くのがあったかもしれません その時の答えが「なきごえ」とか 周囲からのツッコミで最近なくなったとも考えられます
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「啐」の「なきごえ」の訓 ・「漢検漢字辞典 第2版」 (2015年 第2版第2刷) 「なきごえ」の掲載なし ・「漢検要覧 1/準1級対応」 (2016年 第1版第4刷) 「なきごえ」の掲載あり 「漢検要覧 1/準1級対応」は新版が発刊されており、私が所持しているのは旧版になります。新版の方は所持しておらず、「なきごえ」の訓の掲載の有無は確認できません。 ・大漢和辞典 字義に「なきごえ」はなし。 なお、大漢和辞典で「なきごえ」を字義にもつ漢字は画像のとおりです。 迷探偵の推理になりますが、「漢検要覧 1/準1級対応(旧版)」にある「啐」の「なきごえ」の訓は誤りで、新版では削除されている可能性がありますね。
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現在出ている漢検漢字辞典は第2版となっていて、第1版に載っていた訓読みがいくつか削除されています。第1版を持っていないため推測とはなりますが、そのなかのひとつかもしれません(この可能性が9割です。字義を誤って載せてしまった可能性はほぼないと思います。)。ちなみに、削除された訓読みには 緝く(ひかりかがやく) というものもありました。
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