認識されているかと思いますが、試験の合格を前提としても、ライセンスを取得するには四年制大の学士の学位と会計・財務等の実務経験が足りません。 まず前者については、普通に四年制大を卒業するしかルートはありません。CPA Mobility Actの影響で、基本的に全ての州において、ライセンスの取得には四年制大で学士の学位を求めています。一部の州で例外規定を設けているところはありますが、これは実務経験を何十年も積んだケース等で特例を設けている場合であり、質問者さんの言う「最短ルート」ではありません。ここでいう「四年制大」は、州ごとに定義があり、州によっては完全通信制の大学の学位を認めていないところがあります。ただし、日本人なら第一候補になるワシントン州は、放送大学等の学位も認めていたかと思います。 次に後者ですが、基本的に「専業トレーダー」はどの州でも実務要件として認められません。通常は雇用関係の下で、州ごとに規定された実務経験を得る必要があり、その結果は雇用主による書面での証明が求められます。ただし、このあたりは州ごとに会計委員会へ相談することにより柔軟に対応してもらえるケースもあるため、一概にも言い切れません。 なお、グアム準州のInactiveライセンスで良ければ、実務経験は不要です。ただし、グアム準州の場合、合格実績の移転を認めていないため、もしグアム準州でInactiveライセンスを取る場合は、受験時点でグアム準州を選択する必要があります。(ワシントン州が行っている「合格実績の移転」は比較的例外的な対応であり、多くの州ではこのような措置を行っていません。) まとめると、まず四年制大を卒業することと、大小問わず企業・組織において実務経験を得る(通常は1年以上)必要があります。私は仕事柄ライセンス取得方法に詳しいですが、日本人が一般的に取得可能な州でこれ以外に最短ルートはありません。(質問者さんが期待したような「最短」ではないかもしれませんが。)
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