危険物取扱者試験は、甲種・乙種(第1類~第6類)・丙種で行われます。 第1類:酸化性固体 第2類:可燃性固体 第3類:自然発火性物質及び禁水性物質 第4類:引火性液体 第5類:自己反応性物質 第6類:酸化性液体 甲種の試験に合格すると「甲種危険物取扱者免状」が交付され第1類から第6類までの全ての危険物を取扱うことができます。甲種の試験には化学系大学卒など学歴や乙種免状の取得、実務経験などの受験資格があります。 乙種は各類ごとに行われて、例えば乙種第1類の試験に合格すると「乙種第1類の危険物取扱者免状」が交付され、乙種第4類の試験に合格すると「乙種第4類の危険物取扱者免状」が交付されます。略して「乙1」とか「乙4」と言ったりします。交付された免状の種類の危険物を取扱うことができます。乙種の試験は誰でも受けることができます。 丙種の試験に合格すると「丙種危険物取扱者免状」が交付され、第4類のうち、ガソリンや軽油、灯油、重油、動植物油などの限られた危険物を取扱うことができます。丙種の試験は誰でも受けることができます。 試験はマークシート方式で行われます。甲種と乙種は五肢択一、丙種は四肢択一です。 甲種 ・危険物に関する法令(法令):15問 ・物理学及び化学(物化):10問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消):20問 乙種 ・危険物に関する法令(法令):15問 ・基礎的な物理学及び基礎的な化学(物化):10問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消):10問 丙種 ・危険物に関する法令(法令):10問 ・燃焼及び消火に関する基礎知識(燃消):5問 ・危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性消):10問 合格基準は科目ごとの成績がそれぞれ60%以上となります。
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