解決済み
三井物産の就職実績です。 5大商社は、東大、早稲田、慶応の就職が多いですが、有名大学をバランス良く採用している印象があります。 大学通信オンラインの有名企業の大学別の就職実績をみると、https://univ-online.com/rank3/y2022/trading-company/r1930246/ 5大商社の中で、三井物産だけが、慶応大学の採用が突出しているようにおもいます。 もちろん、慶応大学は経済、法、商とあり、優秀な人材が多いかとはおもいますが、 ここまで慶応にかたよっていると、他の商社に比較して、人材の質が負けてしまわないのかなと思ったりもします。 どうして、三井物産は、慶應気塾大学の採用が、こんなに多いのでしょうか。
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明治24年の三井銀行の経営危機に際して井上馨の要請に対して福澤諭吉が三井に派遣し三井の改革及び工業化を自らの甥の中上川彦次郎に行わせ明治14年の政変で大隈重信と共に明治政府を追われた多くの慶應義塾卒業生を三井財閥に入れ多くの三井系企業の再建を託し一方で慶應義塾の福澤諭吉や小幡篤次郎の片腕だった荘田平五郎が岩崎弥太郎亡き後の三菱の岩崎弥之助の番頭役として三菱財閥に入り郵便汽船三菱會社簿記法を制定し其れ迄の大福帳方式の経理から日本初の複式簿記を三菱の経理の基本として制定しました。更に後の三菱重工業となる三菱長崎造船所長としての長崎造船所創業や丸の内の三菱一号館や一丁倫敦と呼ばれる丸の内ビジネスオフィス街となる広大な丸の内の陸軍省の陸軍練兵所跡地買収を成功させて三菱財閥発展の推進者となり最終的には三菱財閥の持株会社の三菱合資會社理事長迄務めあげます。 そしてこの三井の改革者たる中上川彦次郎や其の三井財閥での後継者の朝吹英二や三菱の名番頭の荘田平五郎や其の三菱に於ける協力者の豊川良平、近藤廉平等が三井や三菱に於ける慶應義塾卒業生の先導者となって多くの慶應義塾卒業生は三井の持株会社の三井合名会社や三井銀行や三井信託や三井物産や三越や三井船舶や三井鉱山や三菱の持株会社の三菱合資会社や三菱銀行や三菱商事や三菱信託や明治生命保険や東京海上火災保険や日本郵船や三菱鉱業や麒麟麦酒や旭硝子に入社していったのです。 三菱銀行や三井銀行には戦前の三井銀行の池田成彬や三菱銀行の加藤武男、戦後の三井銀行の柳満珠雄、板倉穣治、神谷健一、三菱銀行の千金良宗三郎、宇佐美洵の様に多くの三田出身の頭取は多かったですが総合商社にはあまり三田出身者の社長は多くなく今の三井物産の堀健一社長、昭和時代の三菱商事の三村庸平社長の様に財閥系総合商社の代表取締役社長になる三田出身者は少なかったのです。三井財閥や三菱財閥の総合商社である三井物産や三菱商事の社長の保守本流コースは東大卒業生や元東京商科大学だった一橋大学卒業生が多かったですね。 三菱商事の代表取締役社長はやはり東大出が一番多く戦後でも高垣勝次郎、藤野忠次郎、近藤健男、小島順彦、小林健と来て今の中西勝也等がいます。 社長輩出人数では6名で突出しています。 一橋大学(東京商大)出はブンチンこと機械畑の田部文一郎の1名、慶應義塾大学出は祖父が三菱合資會社銀行部長の豊川良平と共に三菱銀行の礎を築いた三村君平の水産畑の三村庸平の1名、早稲田大学出は機械畑の佐々木幹夫の1名、上智大学出は機械畑の諸橋晋六の1名、京大出は水産畑の垣内威彦の1名、ハーヴァード大学出は水産畑の槇原稔の1名がいます。 槇原稔は旧制高等学校は私立の7年制高等学校の成蹊高等学校尋常科及び高等科なのでこの成蹊学園は三菱財閥4代目の岩崎小弥太(岩崎弥之助の息子)が東京高等師範附属中学校での同級生だった中村春二と今村繁三等と共に創設に関与した三菱と縁の深い学校なので三菱商事に槇原稔が入社して其の代表取締役社長になったのは東大ではなくハーヴァード大学政治学部卒業でも因縁があったのですね。 比較的上智大学出やアメリカ合衆国のハーヴァード大学も含めて東大以外の社長はバラエティに富んでいます。 慶應義塾大学卒業の三村庸平と上智大学卒業の諸橋晋六と早稲田大学卒業の佐々木幹夫の3名以外は全て国立大学かアメリカのハーヴァード大学出です。因みに上智大学出の諸橋晋六氏の御尊父は『大漢和大辞典』を編纂し昭和天皇陛下へも御進講し文化勲章を受賞した諸橋轍次氏です。 基本的には三菱商事の社長は機械畑と水産畑が多いです。 一方で三井物産は一橋大学(東京商科大学)出と東大出が拮抗していて一橋大学出は新関八洲太郎、水上達三、化学畑の八尋俊邦の3名で東大出は食料畑の池田芳蔵、鉄鋼畑の江尻宏一郎、機械畑の槍田松榮、産業用プラント畑の安永竜夫の4名、慶應義塾大学出は今の化学畑の堀健一、京大出は熊谷直彦、鉄鋼畑の上島重二の2名、東京外国語大学出は清水慎次郎、横浜国立大学出は鉄鋼非鉄金属畑の飯島彰己、長崎高商(現在の長崎大学経済学部)出は若杉末雪となっています。 こちらも三菱商事に負けないくらい出身校はバラエティに富んでいます。 三井物産は昔から化学畑と鉄鋼畑が多くの社長を輩出してきています。 慶應義塾大学卒業の堀健一氏以外は全て旧帝大、旧商大、旧高商、旧外語の国立大学出ですね。 社長の出身大学は三菱商事ほど東大一局集中ではなく東大4名に対して一橋3名、京大2名、長崎高商1名、東外大1名、横浜国大1名、慶大1名と東大以外は京大と一橋の旧商大や横浜国大や長崎大の旧高等商業や東京外国語大の旧外国語学校の国立大学が社長輩出には比較的強い商社と言えます。 慶大からは戦前から戦後にかけて三井物産は東大や一橋大並みに多く採用していますが代表取締役社長は今の堀健一氏が初めての三田出身の三井物産社長就任です。
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単年度だと偶然、の可能性があり他年度を見ると早稲田も多いです。 2015,2016年の合計だと慶應70,早稲田63で慶應が突出しているわけではなさそうです。 なお東大33,京大29,一橋22,阪大19になります。 ちなみに学部生の話ですが1学年の学生数が全然違います。 慶應は約6500人、東大・京大・阪大は約3000人、一橋は約1000人。 京大と阪大はメーカー志望が多いのでまぁ数字として早慶が大きく出るのは当然のことかと思います。 逆に割合としては一橋が突出しているようにも見えます。 まぁ応募人数がわからないことには優先的に採用されているかはわからないのですが。
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どこでも東早慶偏重です。 三井だけではない。 三菱商事の採用実績大学ランキング 【1位】慶應義塾大学:39名 【2位】早稲田大学:27名 【3位】東京大学:24名 【4位】京都大学:13名 【5位】一橋大学:9名 【6位】上智大学:4名 【6位】大阪大学:4名 【8位】明治大学:3名 【8位】関西学院大学:3名 【10位】東北大学、九州大学、青山学院大学等:2名 住友商事の採用実績大学ランキング 【1位】慶應義塾大学:30名 【2位】早稲田大学:26名 【3位】東京大学:13名 【4位】京都大学:12名 【5位】一橋大学:10名 【6位】上智大学:9名 【7位】大阪大学:8名 【8位】神戸大学:5名 【9位】九州大学、青山学院大学、同志社大学:3名 伊藤忠商事の採用実績大学ランキング 【1位】慶應義塾大学:31名 【2位】早稲田大学:23名 【3位】東京大学:15名 【4位】一橋大学:10名 【5位】京都大学:7名 【5位】神戸大学:7名 【7位】大阪大学:5名 【8位】北海道大学:4名 【8位】上智大学:4名 【8位】青山学院大学:4名
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