農家ですが、質問者さんが言われるように、何を作る農家になるかで、必要なものが全く違います。 一般的な稲作農家の場合、自動車の運転免許、トラクターやコンバインなどが大型化しているので大型特殊自動車の運転免許は最低限必要です。 資格はいらないのですが、農薬を常時扱いますので、その手の薬品に関する知識は最低限必要です。 農業機械の基本的な構造と修理くらいはできなければなりませんので、その手の知識が必要です。 植物を栽培するのですから、当然植物の生理を知っておく必要がありますから、その手の基礎知識があればなおいいです。 もし、動物を飼うなら、動物の生理や行動についても知っておくことが望ましいです。 生産物を販売するのですから、販売ルートのことや、物流のこと、最低限の農産品の市場(しじょう)の動向程度は理解する必要がありますから、基本的な経済学の知識があることが望ましいです。 農業は地域の中でまとまって取り組むような作業とか組織とかがあります。コミュニケーション能力と、それらの運営ができる程度のリーダー・シップがあると望ましいです。 新しい作物や栽培情報などが多数公表され、それらの知識や情報を取捨選択して取り入れなければなりませんので、メディアの情報を判断できるだけの基礎的な知識、メディア・リテラシーが必要です。 食品についてもトレーサビリティが求められています。正確な記帳と適正な表示ができるだけの事務処理能力が必要です。 農業は天候に左右されることが非常に多いです。天気図から天気の動きくらいは読めたほうが便利です。 空を見上げて数時間後くらいの天気は予想がつかなえければなりません。 そして、なんといっても農業は肉体労働です。ある程度は体力と筋力が必要です。健康に対する知識はあった方がいいでしょう。 よそから来た人に自分の作った作物を紹介するためには、営業能力も必要です。 確定申告のためには税務の知識も必要です。 世間、世界の多くの人とお付き合いするためには、きちんとした基礎的な常識がないといけません。 まあ、これくらいの用意をしておけば、何とか百姓の入口に立てるのではないでしょうか。書きだすとものすごいことのように見えますが、地域の指導的な立場の農家のオヤジさんはこれくらいのことを、意識せずにひょいひょいとこなしています。 農家って本当はすごいのです。 しかし、こういうことは自分の仕事のためなので、特に資格とかにはなっていないのです。資格という奴は基本的に他人のために仕事するときに必要になるものですから。 もし、自分ができなければ、こういうことができる人を親方に立てて、いうことを聞いてまじめに働くのが一番楽でしょうね。 そういう人も大勢います。隣のオヤジが肥しを撒いたから俺も撒こう・・・みたいな農家が多いのも事実です。 本気でなるなら、頑張って精進してください。
9人が参考になると回答しました
運転免許があれば充分です。
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