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電験2種の配電線 EVTで、一線地絡時の電流の流れでわからないところがあります。 添付画像は、とあるサイトの画像で…

電験2種の配電線 EVTで、一線地絡時の電流の流れでわからないところがあります。 添付画像は、とあるサイトの画像です。 三線の上からa相、b相、c相としますと、 c相で一線地絡してます。一線地絡した電流は、地面を流れた後、 他の配電線の対地コンデンサを通って線路に戻ってきますが、どの配電線においても、c相には戻ってきていません。 Ic21、Ic11、Ic22、Ic12のコンデンサのところです。 このようになるとは、地絡点が直接接地だからでしょうか? 抵抗を経由して地絡した場合は、c相にも電流は帰っていきますでしょうか?

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    「Ic21、Ic11、Ic22、Ic12の対地コンデンサ」としていますが、これは高圧電線、高圧ケーブルの対地静電容量です。ケーブル・電線の導体と大地が極になってコンデンサーになります。 高圧配電線系統は非接地ですが、I=jωVで、ケーブル、電線の対地静電容量を経て電流が流れます。 C系統のIgで一線地絡電流が流れますが、これが大地から電力会社のEVTオープンデルタに戻り、また配電所から、一線地絡場所へ電力が供給されて回路が継続されます。ただし、電力会社のEVTで検知されてOCRを開路しますので、電源電流も地絡電流も停止されます。 一方、同様に地絡していない系統からも、地絡電流は逆に対地静電容量を通じて電源とは逆に流れて、OCRを逆に経由して、地絡箇所に戻ります。 地絡した場所の他の二相も地絡電流を対地静電容量を通じてOCRを逆に経由して地絡点から戻ります。これらは、電力会社のOCRが開路したとき、地絡電流が止まればなくなります。 Igは地中方向に向けて流れますが、他の健全相は地中から逆法に流れますね。これをIo(Ig)の位相の違いというように言います。 IoはRST三相のベクトル和から検知されます。(地絡がなければIoは0) 地絡点は地中方向へ、健全相は電源側へと位相が逆です。 海外ではCTを三相に取り付け、ベクトル和としてIo検知しているところもあります。 一般に事故点では、Ioは、‐30°から+130°で地中に流れます。

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