まず、漢検HPに掲載されている字種・字体の採点基準から引用します。 ◆ 1級および準1級の解答は、『漢検要覧 1/準1級対応』(公益財団法人 日本漢字能力検定協会発行)に示す「標準字体」「許容字体」「旧字体一覧表」による。 「漢検要覧」が絶対的な基準です。この「漢検要覧」によれば、一番上の横棒が長い「畢」が標準字体として示してあります。これは、国語審議会が答申した「表外漢字字体表」の「畢」の字形であり、当然といえます。 漢検が許容字体の考え方として採用している一つにこの「表外漢字字体表」の解説があります。 この解説によれば、漢字の横棒の長短は、これが正しいと決まっていない場合もあり(画像の無に着目)、そのような場合は手書き文字では幾つかの書き方があるとしています。「土」を「士」と書くのは誤りですが、「畢」を御質問者様の添付画像のように書いても誤りではありません。 漢典というサイトでは、漢字使用圏5区域の楷書字形を示しています。「畢」も区域によって、微妙に字形が異なっています。御質問者様の添付画像の「畢」は、区域的には韓国の字形と同じように見えます。 なお、漢検漢字辞典では、「表外漢字字体表」が答申される前に編纂されたのか、「表外漢字字体表」の字形が反映されていないようです。本来は、採点基準である「漢検要覧」に合わせて修正されるべきです。 現在の成美堂出版の「畢」は、「漢検要覧」の標準字体と同じ字形に修正されています。準1級受験に当たっては、「漢検要覧」掲載の標準字体・許容字体で覚えるのが不可欠だと思います。 漢典 https://www.zdic.net/hans/%E7%95%A2
歴史的には下長の方が多いぐらいなので(一番下の横棒もないのが普通)、間違いとはいえません http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.jp/djvuchar?query=%E7%95%A2 そして、漢検が出してる、漢検漢字辞典の親字は下長の畢です
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