「じい」さんの回答が個人的には最もシンプルかつ納得のいく説明ですね。 電圧降下は、抵抗値のある導体に電流が流れたときに発生します。 電圧降下は「I^2 × R(電流×電流×抵抗)」の式で表現されます。 抵抗があっても、そこに電流が流れなければ、電圧降下は発生しないことになります。 言い換えると、電流が流れない抵抗には「電圧は掛かっていない」とか「分圧されない」とか、色々な言い方ができます。 もしab間に電圧計を接続したら、abには電流は流れないのか? 紙面上の問題を解くときは、「電圧計に電流は流れない」ものとして扱います。 暗黙の了解のようなものですね。 答えは以上。 以下は蛇足です。 もし、現実世界で図のような回路を組み立てて、電圧計やテスターをab間に接続すると、閉回路となり、ab間にはほんのごくわずかですが電流が流れます。 このときの電流は、回路の電圧とテスターの抵抗(内部抵抗)によって決まります。 このとき、電圧計やテスターに大電流が流れたら、テスターの配線のもつ抵抗や、〇印の抵抗などの影響を受けて、テスターの指示値は大きく狂うことになります。 このようなことがないよう、テスターや電圧計などは非常に高い内部抵抗を持っており、測定に影響のない範囲での非常に微小な電流が流れるようになっています。 この、電圧計に流れる微小な電流によって測定値に誤差は出ないのか?ということですが、アナログテスターの場合は読み取り誤差に埋まる程度の誤差しか生じず、影響はほぼありません。デジタルテスターの場合はアナログテスターよりもさらに内部抵抗が高く、指示値に現れるほどの誤差にはならない場合がほとんどのはずです。 テスターの内部抵抗は、メーカーカタログや仕様書に掲載されています。アナログテスターの直流電圧レンジの場合、20kΩ/Vが典型的な仕様で、実際の内部抵抗は測定レンジの最大値に20kΩを掛けると算出できます。(例, 100Vレンジでは2000kΩ) このような値をもとに丁寧に電卓などで計算すれば、たとえば〇印の抵抗に何ミリボルト掛かるのか、ab間の電圧に対して何%の誤差になるのか、などが計算可能でしょう。 このような知識は問題を解く上ではあまり役に立ちませんが、現実の回路に置き換えて理解したい場合は有益な知識になるかもしれません。
なるほど:1
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12277593877?__ysp=6Zu75rCX5bel5LqL5aOr ab間に電圧計を繋いで測るって言うのはそこに通電させるってことじゃないよ? ab間に電流が流れないって言うならオームの法則から当然そこに生じる電圧も0ってこと。つまりそこに付いてる抵抗は関係無いわけだ。
なるほど:2
オームの法則を、知ってますか。V=I×Rです。 図を見ると、配線が途中で切れている。 つまり通行止めの状態であるから、電流は流れないから、0Aとなります。 では、オームの法則にあてはめましょう。 V=0A×50Ω=0V 計算問題は、無駄と思っても、わかっている情報から、計算できる電圧、電流、抵抗等を求める。その結果から、さらに求められるものを求める。 そうすることによって、規則が見えてくる。理解する。ってそういう事です。
なるほど:1
オームの法則V=IR より、その抵抗に流れる電流が0ならば、その抵抗の両端の電位差も0です。 ということは、その抵抗のどちら側の電圧を測っても同じ値ということになり、つまりその抵抗があってもなくても同じことになります。
なるほど:1
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