大学指定の履歴書の編集について。 私が志望する企業の募集要項に①履歴書②研究概要③成績証明書…などがあります。

Question

大学指定の履歴書の編集について。
私が志望する企業の募集要項に①履歴書②研究概要③成績証明書…などがあります。しかしながら大学指定の履歴書の欄には、志望理由、研究課題、学業以外に力を注いだこと、の欄があり、別資料として提出すべきであろう研究課題が履歴書に含まれてしまっています。
何より、学生時代に力を入れた留学について書く欄がなく、この形式ではなかなか自己prがしにくいと感じます。

ワード形式のファイルですので、欄の項目を変えようと思えば変えることはできるのですが、変えても大丈夫なのでしょうか。また、どういった項目に変えればよいと思いますか？(研究課題の欄のみ変えたいです)

補足

学業で力を入れたことあたりが無難でしょうか。また大学指定の履歴書には資格を書く欄がないのですがどうしたら良いのでしょうか。せめて英語のスコアくらいは書きたいです。

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

もしも、応募先の社長に対して匿名（名前を隠して）で質問できるとしましょうか。「何でも正直に答えるし、もちろん合否に影響しないから遠慮なく質問してください。ただし、私とのやり取りは５分間です」となったら、あなたは何を質問しますか。もちろん社交辞令としてではなく、本当にそういう条件だと仮定してくださいね。

そのときに「社長の好きな食べ物は？」とか「休みの日に何をしていますか？」とは質問されないですよね。おそらくは、「希望する部署で働くには、どうすればよいか？」「採用で一番重視する項目は？」など、今回の採用や仕事に関することを質問されると思います。つまり、社長がプライベートタイムでどういう人なのか、あるいはこれまでの社長の人生については、知りたい優先順位は相当下位のはずです。

これは、採用選考時の企業も全く同じです。あなたの人となりも多少は知りたいのですが、優先順位は遥か下の方。わが社の仕事がどの程度できるか、会社組織にマッチできるか、すぐに辞めないか等々が知りたいのです。

しかし、学生さんの多くはガクチカだの自己PRだの、手持ちのカードを全て提示しなければ気がすまないとばかりにてんこ盛りにしてくる人も多く、当然高い評価をするわけにはいきません。不必要な情報を過分に伝えようとする行為は、コマーシャルだらけのテレビ番組を見せられるようなものだからです。大企業であれば、人事は数千人のESと履歴書に目を通すのですから、知りたいことにフォーカス＆ブラッシュアップできてない人はそれだけで減点となるのです。

こちらが知りたいことの上位優先は、わざわざESという形にして提示してあるわけです。そこでの評価が一定の基準に満たない人が、その他の学生生活のプラスポイントで選考を通過することはまずありません。あなたも社長の食の好みが、入社するか否かの判断材料にはならないと同じです。

留学経験やスコアが役立つような事業内容の会社であれば、面接の質疑応答の中ででもアピールするチャンスはきっとあるでしょうから、そのときに活用されることをお勧めいたします。もしも、そういった経験やスキルが直接的に役立つ会社さんでなければ「趣味でゲートボールをすごく頑張ってやっています。そこから様々な学びがあり、相手にジェネレーションギャップを感じさせないコミュニケーションスキルを獲得できたと自負しております」と伝えている応募者と同程度の評価でしかありません。

結論としては、履歴書やESは変に触らずに、そのまま提出される方が良いと考えます。