まず予備知識として、 特別救助隊:通常の消防隊では対応困難な現場で専門的な知識と資機材を活用し、救助活動を行う、消防の花形部隊。体力試験及び消防法令などの座学試験、面接試験を突破したポンプ隊員などの消防隊員が40日間の研修の後、特別救助隊員としての資格を得ることが出来る。 ハイパーレスキュー隊:正式名称を東京消防庁 消防救助機動部隊(消防組織法上の特別高度救助隊)と言います。5つの消防方面本部(第2、第3、第6、第8、第9)に拠点を置き、東京消防庁管下の稲城市及び島嶼部以外の23区及び多摩地区の東京都全域の大規模災害に出場します。そのうち、第3、第9消防方面本部のハイパーレスキュー隊は化学・生物・放射能災害に対応する専門部隊となっています。 スーパーレスキュー:特別高度救助隊。高度な救助知識を持ち通常の消防隊及び特別救助隊が対応困難な災害において救助活動を行う部隊。消防組織法により、政令指定都市及び特別区(東京23区)を管轄する消防本部には特別高度救助隊を設置する事が義務づけられています。 ざっと説明しましたが、 要するに、ハイパーレスキューとスーパーレスキューは同じくくりの部隊な訳ですが、技術の差は雲泥の差。ハイパーレスキュー隊は日本どころか、世界最高水準を誇る救助隊です。地方都市の特別高度救助隊とはわけが違います。似て非なるものと言っても過言ではありません。 次にどうやったら最短でハイパーレスキューになれるかということですが、 まずは、東京消防庁に入庁しなければなりません。18歳になったら消防官Ⅲ類を受験し、最年少で入職する必要があります。入庁後は消防学校を卒業後、1年の実務の上の、所属の署長の推薦により、特別救助隊の選抜試験の受験資格を得ることが出来ます。その後、試験に無事合格すると、早くて研修終了後の次年度から特別救助隊になることが出来ます。ここで大体20~21歳というところです。そこから最低でも5年は特別救助隊員として勤務、その後、さらに消防救助機動部隊の選抜試験を受験し、合格すると晴れてハイパーレスキュー隊員です。ですから、最短でも入庁から7~8年はかかります。これは順調に全て進んだことを前提にしているので、試験に受かっても人事の状況などにより変わってきます。 長くなって申し訳ありませんが、流れとしてはこんな感じです。参考になればm(_ _)m
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