お友達に聞いてみて。「最近、アニメのDVDやブルーレイをどれだけ買ったか」って。きっとあんまり買ってない。 お友達はきっと、たくさんの映像作品に触れていて目はとても肥えている。どうせ見るならキレイな絵のアニメが見たいって思ってる。でもきっと、「目は肥えているけどお金は落とさない」。あまりに作品数が増えすぎて、ネットでタダで見られるものも増えてしまったから。お金出さないことに慣れてしまった。 そしてその現象は、実はアニメだけじゃない。現在、音楽の世界がかなりひどいことになっている。みんな「音楽をタダで聴くこと」に慣れてしまってCDをなかなか買わなくなった。ミュージシャンの人たちも、一部の売れっ子を除いてだいぶ生活厳しいよ。せちがらいね。
どんな産業でもよくあるやつです 1.ブームが起き生産数が増える 2.生産数が増え、商品クオリティも上がる 3.生産数を増やしすぎて売れなくなってくる(実はブームはこの頃終了し始めている) 4.各企業が生き残りをかけてさらに生産数を増やし、不必要なほどクオリティを上げようとする 5.当然それでも売れなくて赤字が増える、企業が潰れだす 4、5の頃ライバル業界が出てくる、アニメでいえば素人の動画配信 カメラやガラケーならスマホ、コンシューマーゲームならアプリゲーム 今のアニメ業界は4か5の段階です 近いうちに業界リセットみたいな事態が起きるか このままズルズル衰退かのどちらかだと思います 日本の家電製品やカメラは売れなくなりました 時代劇はほぼ消滅しました 子供向けの特撮、アニメ番組は日曜朝のテレ朝とNHKだけになりました アイドルグループブームも同じ
1,基本的に、アニメーターは「給料」ではなく出来高による「報酬」。もう少し言うと、それぞれ仕事に「単価」があり、つまり「単価×仕事した数」が報酬になる。 2、アニメ制作工程と、制作費の割り当ての構造上、この単価は容易には上がらない。 ・ローテ作監キャラデ総作監、メイン・アクションアニメーターなど、メインスタッフの増加に伴う制作費増加(アニメのクオリティを上げるには、「単価を上げる」よりもいかに信頼できる「メインスタッフ」を集めるか、の方が重要だから。かつ、メインスタッフは単価の他に役職手当的なモノがつく。制作費の多くはそちらにあてられる) ・海外に頼る部分も多く、単価を上げても海外に流れるだけ、という考え方 ・工数の増加。TVアニメですら、作りが複雑になってきているので、制作工程が複雑すぎて余分に金がかかっている。(3Dによる舞台設計、レイアウト設計や、複数回行われる編集作業など。詳しいことは省きますが。昔より今の方がアニメ制作には金がかかりまくってます) 3,アニメは存外儲からない。 金かかる部分が多く、それでいて実りが少ないのがアニメ。たまに信じられないレベルでヒットするものもありますが、大半はほぼ赤字。 (徐々に制作費全体は上がってるはずですが、先述したとおり工数増えて金かかる部分も増えてるので、アニメーターをはじめとする制作にかかわるスタッフ全員を金持ちにさせるほどにはならない。) あなたがメインスタッフになれるレベルになれば、ある程度生活できる程度の報酬は最低限もらえるでしょう。ただしそこに至るまでに、単価で仕事をしつづける場合は、よほどのスピードで質をともなった仕事をこなせるとかではない限り、かなり苦しい生活を強いられるはず。そして、そもそもとして、単価で生活できるレベルの仕事の質と量がこなせるアニメーターなら、どこそこからメインスタッフの一人としてすぐ囲われるでしょう。 つまるところ、本気でアニメーターとして生きたいなら、不安に思ってる時間はない、人生を賭して一人前のアニメーターになれるように自分の能力を磨き続けるより他ないのです。 今アニメーターとして生き残ってる人は、みんなそうして勝ち取ったわけですから。 がんばるなら応援します。どうぞアニメの世界にいらしてください。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
アニメーター(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る