公認会計士に興味があるのですがどのような勉強をするのですか？また、簿記の資格は取った方が有利なのでしょうか？

Question

公認会計士に興味があるのですがどのような勉強をするのですか？また、簿記の資格は取った方が有利なのでしょうか？

Answer 1

公認会計士は簿記検定で扱う財務会計と管理会計に加えて、監査論、企業法（主に会社法）、租税法をまずは勉強しなければいけない。
上記4科目を1つ目の短答式試験（財務会計と管理会計、財務諸表論は会計学という1科目扱い）をクリアした後に、論文式試験（短答式試験の科目に加えて選択科目（経営学、経済学、統計学、民放から選択、経営学を取る人が多い）も加わるため、簿記だけにとどまらず膨大な量の学問を学習する。

税理士も会計に関わる資格として難関資格に挙げられるが、1科目ずつ合格を積み重ねていける税理士試験と違って、会計士試験では一気に全ての科目を合格ラインにもっていかなければいけないので、医師、弁護士と並ぶ最難関資格に予備校なんかでは挙げられる（とはいえ受験資格はないので、医師と弁護士よりは目指しやすい）。

簿記を取っていると確かに財務会計と管理会計では助かる部分もあるが、かといって簿記1級を先に目指してしまうと、1級は1級でくそ難しいので、仮に会計士を目指すなら3級をまずは独学、もしくは予備校で勉強してみて、自分に合いそうだったら会計士を目指してみるといいかもしれない（2級くらいまで独学で取ってて、会計士を目指す人も結構いる）。
勿論1級まで既に取れているのであれば、大いに助かる部分はあると思われるが、1級受験者数の多くは税理士、会計士を目指している人の腕試し受験だったりするので、会計士を目指している人間が1級を先に取ろうとするのは、却って遠回りな行為かもしれない。