お名前から推察すると、理学療法士を目指されているのでしょうか。ありがとうございます。 約20年目の理学療法士です。 理学療法士は治療として運動を指導します。 作業療法士は治療として手工芸や書画などを指導します。 運動や手工芸を通じて、どちらも生活再建を目指します。生活再建の一環として、着替えや排せつ、移動、食事、入浴などの生活指導にも関わります。 ちなみに私の弟は作業療法士です。 もう少し詳しく説明しますね。 運動を指導するとはいえ、理学療法士はネットで調べれば誰でもできる体操なんかを指導することも多いです。ですが、本領を発揮するのは少し専門的な運動を指導する場合です。病気やケガが重度な場合や、スポーツ選手など高度な結果が求められる場合などがあります。 私は、理学療法は料理の業界と似ているように思います。有名な料理人が料理のコツやテクニックを、惜しげもなく披露します。あるいは、あらゆる料理本やネット記事があります。その通りにすればある程度の料理ができます。でも、有名レストランや料理教室はどこも流行っていますよね。誰でも出来る知識の普及啓発を図りつつ、専門的なところは真似できない水準を保っておく。理学療法士に通じるものがあります。 さて。 作業療法士の指導する手工芸は専門的な観察を行う場合があります。作業療法は精神科でも広く用いられる治療です。よくある手工芸は、籐細工、組みひも、切り絵、貼り絵、塗り絵などでしょうか。茶華道や書道、俳句、料理を作ったりと、治療として行う活動は多いです。いずれも、準備や途中の発言、集中力の持続なども観察します。障害や、生活への影響を考えるのです。 両者ともが生活再建を目指すため、治療も似通ってしまいがちです。ほとんど同じように働いている職場もあります。 質問者さんのように違いが分からないという質問を頻繫に頂きます。作業療法士の仕事が分からないため、区別がつかないのだと思います。これでは作業療法士になりたい人が増えません。ですから、私はくっきり分かれているべきと思います。 両者とも勤め先は病院や介護施設で、一緒に働くことが多いです。 スポーツ専門の整形外科クリニックでは理学療法士がほとんどです。 また、精神的では作業療法士がほとんどです。 ぜひ理学療法士になってください!活躍されることをお祈りしております。
理学療法士の仕事は、 身体に障害のある者に対して、 基本的動作能力の回復を図るため、 治療体操その他の運動、電気刺激、マツサージ、温熱その他の物理的手段を加えることです。 作業療法士の仕事は、 身体又は精神に障害のある者に対し、 応用的動作能力や社会的適応能力の回復を図るため、 手芸、工作その他の作業を行なわせることです。
何の参考にもならないかもしれませんが、自分が入院した際に療法士さんから教わったこと、患者として実際に行っていたことを書いておきます。 OT → 作業療法士 脳の機能に障害がある患者さんがメイン リハビリ内容:言葉当てゲームやカルタ、プリントワークなど、頭を使った細かい作業を行う。 PT → 理学療法士 体の機能に障害がある患者さんがメイン リハビリ内容:歩いたり、ゴムバンドで筋力トレーニングしたり、軽い体操などで体を動かす。
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