英語のオンライン家庭教師の仕事って、どういうものが需要あります？ 今ちょっと、英語論文を読む機会が多いので、そういう系…

Question

英語のオンライン家庭教師の仕事って、どういうものが需要あります？
今ちょっと、英語論文を読む機会が多いので、そういう系の仕事ならしてみたいなと思うのですが、教える系で。

Answer 1

やっております。

元高校英語教員で、フィリピンに移住して英語コールセンターのエージェントを歴任してから、フリーの通訳（同時・逐次）や翻訳（文書、字幕、吹替など）を行い、現在は昼間、米系ＩＴ企業の専属通訳をしながら、英語学習関連の書籍（発音、リスニング、文法、英語の語源）を執筆し、ＯＮＬＩＮＥの講座を開いています。講座は個人講座、少人数講座、ビデオ視聴講座をやっています。

以前からＯＮＬＩＮＥ講座には多くの申し込みがありましたが、不思議と現役英語教員、塾講師、英会話学校経営者など教える立場の人が受講希望されていました。中には趣味の英語として主婦の方や、受験に備えての高校生もいました。今でも幻影期のお医者さんなども受講生にまじっています。受講生の中にはＴＯＩＥＣ満点や英検一級をすでに取得している人も多くいます。

私が行っているのは
１，音声学
英語の発音についてＩＰＡを通じて英語本来の音素を高度に習得し、音の連結、脱落、同化などの音声学的現象を起こした自然で「目をつぶって耳を傾けていて日本人だと悟られないレベル」の発音を目指すものです。自らの発音の基礎を固めることで聞き取りについても英検やＴＯＥＩＣなどのリスニング試験なら満点取ってお釣りが来るレベルに達しています。
必要に応じて英語のドラマを素材として字幕なしで隅々まで聞き取れるようになるための様々な角度からの訓練もしています。

２，文法

英文法を体系的かつ緻密に学んでいただき、すべての文法事項の「なぜ」を解き明かしています。
・to不定詞はなぜ「前置詞to」が「動詞の原形」とつながれるのか？
・can, may など法助動詞はどういう歴史的経緯があってどのように意味が変化し、現代英語の用法につながっているのか
・myselfは my(所有格）＋-self なのに himself はなぜ him(目的格）＋-selfなのか？
などなど
・大きな特徴として「何も暗記しない」学習法を取り入れており、すべての文法事項について「心理学的考察」により「自分自身が英語話者と同じ思考回路を持てるようになる」ための具体的訓練方法を提示しています。

３，語彙

英語に使われる接頭辞、接尾辞、語幹について身近な単語から語彙を大幅に拡大できるプログラミング学習法を取り入れており、最終的に数万語の語彙に達する方法を詳細に案内し、様々な資料を提供しています。

４，入門同時通訳

私自身が同時通訳を仕事にしておりますので、通訳者の頭の中で何が起きていて、どういう場合にどういうテクニックを駆使して実際の通訳が行われるのかを解説し、初歩的な課題を通じて受講生自信が同時通訳に近いことができるまで訓練しています。

このように教える側の知識・素養（技能レベル）さえ高ければ、多くの受講希望があります。一定回数で卒業となるので、１つの講座に第2期、第2期と受講クラスが続きます。

私が実際に行っている講座はこちらにあります：
https://twitter.com/HitomiKengo

また受講生に課題として出しているビデオがこちら：
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1iQ8oCs_T99jR-tVmioV5VaqFP--pffkD/edit?usp=sharing&ouid=107611820873077694929&rtpof=true&sd=true

高校の先輩に勉強を見てもらう程度のONLINE家庭教師はつてでもなければ生徒を得るのは難しいでしょう。今は格安の塾とかも沢山ありますからね。だから大学生、大学院生、現役教員、通訳や英語の専門家を目指す人たちを対象にするのが案外需要が高いのです。そういうレベルの人って一見「英語の技能が完成」しているように思われがちですが、実際には「自分の未熟さ」で悩んでおり、学校教員などは「指導法」についても学びたいという意欲が高いのです。

私は英語について全領域をカバーしていますが、質問者様は「何を教える自信」があるか、まずはそれからですね。