就活中の理系大学院生、障がい(身体障害)持ちです。

Question

就活中の理系大学院生、障がい(身体障害)持ちです。障がい者採用で働く場合、調べると平均年収が低く出てきます。大手企業の障がい者雇用の場合、健常者と変わらないくらい年収が貰えたりしますか？特例子会社等は考えていません。ちなみに食品や化粧品メーカーを志望しています。

Answer 1

大手食品メーカーで働いています。当社の障がい者枠で来られる方は嘱託社員になります。車椅子の方が多いです。年収はずっと300万円から350万円くらいだと思います。仕事の負荷も大きくないです。当社は新卒2年目で500万円くらいになりますので、比較すると低くなると思います。

Answer 2

誰でも知る大手企業の障害者雇用採用で、20年以上勤務している者です。特例子会社という制度は私の入社時にはまだなく、身体ですが正社員として雇用され今日に至っています。（今は弊社も特例子会社を持っています。）

今現在は促進法の整備、法改正等があり賃金等で差別をなくそうと努力をしている企業もありますが、弊社の場合は組織自体が硬直化しているためかダイバーシティ・インクルージョンなんて考え方、残念な事にありません。

そのため、「職位は上がらない」＝「賃金も抑えられている」という感じです。また、自分で仕事を作る事ができる職位でもないため、20年以上経過しましたが新入社員と同等の与えられた仕事をこなす程度です。楽は楽ですよ、身体に負担がかからないですから。でも、仕事にやりがいを感じることはありませんね。障害年金の受給者ですか？受給者なら年収を上げてしまうと年金がストップするため、企業側が抑えたりします。

私の入社10年ほど経った時に入社して来た軽度の身体障害の社員は、嘱託社員という身分なのですが、10年経った今でも嘱託のまま。正社員と嘱託とは身分的にも違いますからね、いかがなものかとは思っていますけど。

弊社は古き良き日本企業で名を馳せていますが、最先端の考え方（ダイバーシティ等）は無く、また柔軟にも対応し切れていないのが現実です。恐らく、日系の大手企業はどこも同じ感じなんだろうなーと思います。

入社時は超氷河期、障害者雇用でも1年半以上かかりました。入社後は入社後で絶対的に潰れない大手だから頭がふやけましたし、不景気も続き、そうこう言っているうちにリーマンショックが起こってまた不景気に逆戻りだったり。また、年齢的に不利な年齢に差し掛かったりしていると転職も考えられず、けれど、障害者雇用には絶大的に年齢は無関係だということすら見落として今に至ります。

結局は、例え障害者の転職市場でも欲しがられるような社内スキルを研鑽も出来なかった状態で、一個人としての戦力にも数えられなく、単なる「障害者雇用を雇っていますよパフォーマンス」の頭数の1つにしか考えられない状況だと言う事です。

結局、採用した企業次第と考えられます。