現在臨床工学技士として働いています。 クリニックと総合病院、どちらでも働いた事がありますが、それぞれのいい点と悪い点をあげますと ①透析クリニック ●良い点 ・時間外などの発生は少ない ・一度穿刺や開始の業務を覚えてしまえば仕事はあまり苦ではない ・基本は外来で来院されるくらい元気な患者ばかりなので、ショックなどの急変リスクも少ない。 ●悪い点 ・週3で同じ患者と顔を合わせるので、折り合いが悪い患者などがいた場合、やりずらい ・一度業務を覚えてしまえば、ひたすらそれの繰り返しなので、人によっては仕事がおざなりになり、成長できない。 ・基本、健康な患者相手にのんびり仕事をしているので、たまに透析中CPAなど重篤な急変にあたった時、とっさの対処が出来ない ②総合病院 ●良い点 ・透析導入患者以外でも、応急処置的に透析を回す事もある為、勉強になる。 ・緊急対応の透析などの場合、Drに上申したりする機会も増え、治療について意見交換もできる為、知識もつくし「~なので除水はは××にしますか?」など、提案もできるようになって、より患者の治療に貢献できる。 ・透析やCHDFだけでなく、アフェレーシス療法などにも関われる。 ●悪い点 ・基本、何かの疾患で入院している患者の透析である為、急変リスクが高い。 ・自分の時間がとれない。定時で帰宅直前に「今からオーバーナイトでCHDF回してください。」とかザラにある。 ・総合病院では病棟の看護師、他科のDrなど、透析をあまり知らない職種とも関わることが多くなる為、何か聞かれた時に答えられる程の知識を持ってないといけない。 こんなところですかね。よく自分の時間が欲しいならクリニック、お金と知識が欲しいなら総合病院、とか言われますけど、クリニックも定時で帰れる割には給料良かったように思います。もちろん総合病院の方が、残業多い分たいぶ高いですけど。 1つ、アドバイスを言うのであれば私は社会人になってクリニック→総合病院の順で経験しましたが、体力とやる気的には絶対に総合病院→クリニックの方が良いです。あなたがもしも「結局どっちもやりたいんだけど」と思っているのなら、若いうちに忙しい総合病院を経験しておく事をお勧めします。(出会いも総合病院の方があるしね)
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