これでどうでしょうか。 日本は、実に様々な自然災害が発生しやすい条件下にある。近年でも東日本大震災を始めとする地震、火山噴火、豪雨などの大規模災害が発生し、毎年のように大きな被害を受けている。本稿ではこうした災害時において、警察が担う活動について述べていきたい。 第一に、警察は被災者の避難誘導及び救出救助を担っている。被災者の避難誘導に際しては、安全な避難経路を選定し、避難先や経路等を指示して被災者の保護に当たっている。被災者の救出救助に際しては、負傷した被災者の搬送や浸水した被災地での行方不明者の捜索活動、また被災者が逃げ遅れて危険な状態におかれた場合の救助活動を行っている。 第二に、警察は犠牲者の検視、身元確認を担っている。災害発生時には、警察において犠牲者の遺体の検視等を行い、身元を確認した上で遺族に引き渡すこととしている。こうした活動は、被害規模を正確に把握し、また、犠牲者の遺体を早く確実に遺族のもとに返すために非常に重要であるため、自治体や医師会と連携して当たっている。 第三に、警察は被災時の交通対策を担っている。災害発生直後は、人員・物資輸送を優先するため、被災地への車両の流入抑制を図る必要がある。このため、交通情報を迅速かつ正確に収集し、また必要に応じて緊急交通路を指定し、災害応急対策が的確かつ円滑に行われるようにしている 第四に、警察は被災地における各種犯罪への対策を担っている。被災地における犯罪の発生を抑止するため、被災地のパトロールをはじめとする警戒活動を行い、また、犯罪発生時には初動捜査等を的確に行い、地域の安全安心を確保している。 折しも現在、日本は長期的・広範的なコロナウィルスの蔓延に見舞われている。このような大規模な疫病災害は、近代以降日本が初めて遭遇する事態である。よって警察には、あくまで組織の規律を順守しながらも、個々のケースに応じた柔軟な活動姿勢が求められている。
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