回答（3件）
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編集さんの仕事はとても多岐にわたりますし、業務量もとても多いです。 例えばですが、私の担当さんは、聞く限りこんな感じです。 ・作家からの営業（プロットの提出など）の対応 ・編集会議（本にするかどうか） ・作家とのスケジュール調整（大半が兼業ですので、とても大事） ・ラノベなら絵師さんとの調整（断られることもあります。その場合に備え、沢山の候補の連絡先を知っておく必要があります） ・イラストに必要な情報を作家に確認 ・絵師に情報伝達。かつ。どのシーンを絵にするのかを決めて、絵師に依頼 ・イラストはラフレベルで作家に確認 ・絵師に修正指示などなど、まあ完成するまで繰り返します。 ・初稿以下、原稿の受領と確認、規模によっては校正も編集さんの仕事になります ・書籍の見た目の調整（表紙の題字、目次、本文、帯）。デザイン外注なら、そちらとの調整と、ラフレベルで作家に確認 ・編集会議 ・編集部内でゲラレベルの確認 ・編集会議 ・他社（コミカライズ関係）との打ち合わせ ・作家と他社との間で情報のやり取り ・電子書籍を含む、出版関連の調整 ・必要なら営業との調整（宣伝のための情報やりとりの取りまとめや販促のためのサイン本作成、イラスト発注などを含む） ・献本の発送 ・配本関連の調整 ・各種費用に関する調整 ・支払いに関する連絡（支払いそのものは経理） ・編集会議（続巻に関する） とこんな感じを３ヶ月程度で行ってくれます。 で、担当作家は二桁です。 全員が同じタイミングで出版するわけではありませんので、Ａさんには原稿依頼。Ｂさんにはゲラ送付。Ｃさんは校正……のようにマルチに動かねばなりません。個々の本ができるまでの流れには波がありますが、そんなわけで編集さんが暇になるタイミングはありません。 そして、たまにある、作家の記憶違いによって発生する軽微なミスの指摘なども編集さんの仕事です。これには科学、歴史、社会学、その他諸々の広汎な雑学が必要です。 大抵の場合、いつ連絡してもすぐに返事が来ますので、いつ寝てるのだろうかと不思議に思えるほどです。 そこから編集さんに求められるのは何かと考えると、 ・実務経験 ・企画能力 ・広汎な知識と、それをバージョンアップするための勉強 ・健康な体と心 です。 そのためには大学で広汎な知識を学び、可能であればその間に実務経験も積む、その上で狙う企業に就職し、運良く希望部署に配属されるのを待つ。 というのが正しいルートではないかな、と思います。 これらの仕事を学べる職業訓練校はありません。 あったとしても実務経験がないなら、意味がありませんので、卒業しても、個人の実務経験に数えられるような仕事は中々ないでしょうね。 机上の勉強よりも、同人誌の企画から出版までのサイクルを数回回して、辛うじて赤字にならない程度で終わった経験がある、とかの方が、役に立ちそうです。
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出版社の場合、基本的に大卒でないと厳しいです。残念ながら職業訓練校は出版社を目指すうえで何ら関係ありません。 中途採用なら大卒以外でも採用されるケースもありますが、業務経験アリが条件となります。 可能性としては編集プロダクションなどにいったん就職し、そこで業務経験を積んだ後に出版社への転職を目指すのがいいと思います。無論、編集プロダクションへの就職も簡単ではないですが、出版社に比べればハードルはかなり低いです。 なお、これはあくまで編集者を目指す場合であり、ラノベ編集者や特定の出版社にこだわるのであればかなり厳しいです。 とりあえず、ジャンルにこだわらずまずは何の書籍・雑誌の担当でもいいから編集者を目指し、そのうえでチャンスをうかがうというスタンスがいいでしょうね。 以上、参考にしていただければ幸いです。
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