川崎重工への就職について 現在修士１年(機械系)で2２卒です。 就活で，川崎重工へ学校推薦を出すか迷っています。

Question

川崎重工への就職について
現在修士１年(機械系)で2２卒です。
就活で，川崎重工へ学校推薦を出すか迷っています。川崎重工はバイクが分社化したらしく，
コロナの影響で飛行機事業も大変らしいのですが，
この状況は現在だけで，今後は改善されると思いますか？

川崎重工は第二志望で，第一志望では新電元工業を志望しています。
ですが，新電元工業は推薦枠がない為，川崎重工に推薦を出すか迷っています。
推薦で川崎重工業に内定頂いた場合，絶対に入社しなくてはいけない為，第一志望は諦めることになります。

質問なのですが，
川崎重工と新電元工業ではどちらに就職する方が将来安泰だと思いますか？
川崎重工(ロボット事業)にも興味がある為，迷っています。

回答，よろしくお願いします。

Answer 1

川崎重工は将来性が微妙だと思いますよ。
主力事業が、航空機エンジン、鉄道車両、造船、ロボット、バイク、プラントの６事業ですが、全て業界下位で、競争力がありません。

航空機エンジンはIHI、造船は今治造船とジャパンマリンユナイテッド、鉄道車両は日立製作所、ロボットは安川電機と不二越、バイクはホンダとヤマハとスズキの後塵を拝しており、プラント事業は他社との合弁になっています。

川崎重工は全体の売上高は大きいけど、実態は各業界の負け組弱小事業の寄せ集めで、現在、ほぼ全ての事業が赤字になっています。
そもそも、各業界下位の事業の寄せ集めなので、これから先も事業が好転する見込みは余り無いかと・・・

新電元工業も、コロナショックの自動車業界不況で、リストラを実施していますので微妙ですが、新電元はEVに必須となるパワー半導体技術で強みがあるので、この先10年後、EVが普及すると大化けする可能性はあります。

10年前、デジカメ最大手のニコンがスマホの出現でデジカメが売れなくなり大赤字になったり、鉄鋼最大手だった日本製鉄が中国との価格競争に敗れて大赤字になったり、事業環境の変化に対応できない大手企業は軒並み没落していますので、現時点で大手企業だからといって、将来安泰とは限りません。
例えば、FA機器のキーエンスと会社は10年前、中堅企業でしたが自動化の波に乗り、今では大手企業になっていますし、日本の中堅空調機メーカーに過ぎなかったダイキン工業も米国・キャリア社や三菱電機を抜き去り、世界一の空調機メーカーに成長しました。
これから伸びていく産業で技術力を持ったメーカーを選んだ方が良いと思いますよ。

Answer 2

君は息子と同い年のようだから、就活は初めてだよね。
これで人生の半分位が決定すると考えると、どちらに転んでも気が重いよね。

ま、息子は勉強が嫌いだったから、「就活失敗したら大学院に行かせて」と言っていたが就職できた。本人は説明会でスカウトされたと2社の名前を挙げていたが、その内の1社に決めてくれたのは就職課の先生。
君と同様推薦書依頼で。本人も親も運命と考え嬉しかったぞ。
辞退した方もその先生がかって出てくれたし。

君の場合は言いたくないが社格が違い過ぎないかな？
私も息子に川重を勧めたから多少調べたのだが、不採算部門の切り捨てをしているから風通しの良い企業に変貌途中と思うよ。

考え方次第だが、君は機械科なのだから、機械中心の川重を選ぶ事が当然と思わないかな？息子は「電気電子科の俺が目指す企業ではない」と言っていたのを思い出す。そもそも学士じゃ難しいか。

どちらが安泰かと言えば川重に軍配が上がる気がする。
大企業の待遇は息子の例でも恵まれ過ぎ、金が欲しければ残業もすごい割増率でやらせて貰えるし、ボーナスについては書けないほど。
初年度冬に一般公務員平均程度出ている。休日はふざけるなレベルだし。

夢は有るのだろうが、「寄らば大樹の陰」とも言う。
推薦が取れる大学にいるのだから、運命と割り切る方をお勧めしたい。
ま、親としての考えになるのだろうが。

Answer 3

推薦枠というのは、半分は学生のため、半分は学校のための制度です。推薦を蹴った後で困るのは貴方ではなく学校側なのでご安心ください。
学校側がギャーギャー怒ったところで、貴方に不利益がありますか？
来年、川崎重工からの推薦枠が無くなっても、貴方の人生には全く影響がありません。学位を取り消されるわけでも、就職後に追いかけてくるわけでもない。なので推薦内定後に蹴ったって実質は問題は有りませんよ。学生第一、自分の人生第一です。
学校側は怒るかも知れませんが、そんなものは学校側の都合です。学校のメンツとか、後輩のこととか、貴方が気にする必要なんて一切ありません。自分の人生のために学費を支払ったのですから、今こそドライな気持ちで踏み台にしましょう。

どちらが安泰か…というご質問から、3～40年間勤め上げるつもりのようですから、生活スタイル、通勤、昼食など、毎日のことを中心に365日×40年間続けられるかどうかの方が、貴方にとっての「安泰」の指標になるかと思います。

ビッグネームは間違いなく川崎重工でしょう。企業存続という観点では、国内ではトヨタ自動車以外は買収合併の危険性がありますし、倒産の可能性もありますし、どこも大差ありません。経営の見通しという観点では予測不可能かと思います。

ロボット事業…どの部分に関心があるのでしょうか？
どちらの会社でも要素技術は揃っているようですよ。どちらも純粋に技術力の高い会社です。上流工程に関わりやすいのは間違いなく新電元の方です。研究開発拠点が実質1箇所に集中していますので、企画/設計/品質/生産/管理などの部門を問わずに上流工程とのコミュニケーションが可能かと思います。
ビッグネーム川崎重工への就職は、どうしたって転勤のリスクがあります。名刺や肩書きはカッコイイですが…規模相応に部署間の壁は厚くなりますし、就労環境で意外と人生振り回されます。

ご注意いただきたいのは、どこに就職したところで凡人が9割ということです。最終的に自分の能力が自分の人生を決めることには変わり有りません。会社との相性をよく見極めましょう。余計なアドバイスですみません。

ちなみに自分なら「昼飯が安くて美味い方」にします。40年で5000回以上も食うわけですし。実際それで選びました。