解決済み
USCPAについて 日本の公認会計士とUSCPAは試験科目の大部分が共通しているように思います。仮に、日本の公認会計士試験受験後、合格できず、諦めた後の進路としてUSCPAを目指す場合、日本の公認会計士試験で勉強した内容(具体的には、財務会計・管理会計・監査論)は、USCPAの勉強に予備知識として生かせますよね?
合格者でなくても構わないので最低限、どちらの試験にも挑戦したことがある方にご回答願います。
397閲覧
共通している部分は多いので、日本の会計士試験(JCPA)のために勉強した知識はUSCPA試験にも活かせます。 が、「大部分」というほどではなく、JCPA試験がUSCPA試験と重複するのは多くとも2/3程度です。 ★AUD(監査論) 試験内容が理論寄りか(J)実務寄りか(US)の違いはありますが、基本的には同じです。 ★FAR(財務会計論) 3/4程度は同じと言えるものの、USCPA試験のために新たに学ぶ必要がある内容がいくつかあります。会計基準が99%以上一致しているというようなことはなく、例えば金融商品やリース、減損など、未だ重要な差異がある基準も多くあります。 また、JCPAには無い公会計(政府会計)がUSCPAには出題範囲に含まれており、試験規定によりFARの中で最大15%が出題される点も大きな違いです。 ★BEC(管理会計論+"いろいろ") JCPAの管理会計論に相当する部分は試験規定によりBECの中で最大46%しか出題されません。 BECは管理会計の他、"いろいろ"の部分として経営学や経済学、IT、その他企業活動(プロジェクト管理等)が出題されます。 これらはJCPAでは論文式試験の選択科目として一つ選ぶだけなのですが、USCPAでは全員がそれらを全て受験するような形になるため、試験範囲はJCPAよりも広くなります。 ★REG(税法・ビジネス法) これはJCPA試験で学んだ内容は殆ど活きないと思ってください。 連邦制を取っている米国は法体系が日本と全く異なるため、課税方式だけでなく、ビジネスに関する法的な考え方があらゆる面で日本と異なります。 ということで、上記の重複範囲を足し合わせると、多くとも2/3程度となります。 USCPAはJCPAと異なり問題分野ごとの出題割合がAICPAからBlueprintsとして公開されているので、より詳しく知りたい場合はそちらを参照してみてください。 ただ、いずれにせよ問題範囲はUSCPAの方が広いですが問題難度はJCPAの方が高いので、JCPAの方が合格が難しいことはかわりません。
なるほど:1
< 質問に関する求人 >
公認会計士(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る