結論としてどちらも正しいです。 高い基礎画力を持つ者ほど上位の美大に合格しますし、基礎画力の他にゲーム会社就職に特化して日々創作活動をしていれば優れたポートフォリオを提出できる傾向にあるでしょう。 「基礎画力」というのは全ての絵の基礎でして、「基礎画力が高い」と「基礎画力が低い」とでは画力に雲泥の差があります。 ちなみに5美大合格の基礎画力はほぼプロレベルです。 まず初めに「大手ゲーム会社でイラストレーターの仕事」とおっしゃる方が多いのですが、大手ゲーム会社のイラストを描く部署は2Dグラフッックや2Dデザインでして、一般的にはグラフィッカーと呼びイラストレーターという扱いはしません。 そして2Dグラフィッカーは8~9割はゲームに関する2D全般の制作が主業務になりますので、イラスト制作やキャラデザの業務は滅多にありません。 イラスト制作やキャラデザというのは、認められた人だけが通常業務とは別に兼務できるというものなので、就職できたとしてもイラスト制作やキャラデザを任せてもらえない可能性はあります。 大手でも稀にイラストレーター募集というものがありますが、大概ゲーム背景や小物や設定等を描けることを条件にしていますので、単純にイラストだけ描いていればいいというのはソシャゲのごく一部の会社しかありません。 ソシャゲ自体ほとんどの会社がフリーランスにキャラデザを依頼する形を取っていますので。 かたやイラストレーターというのは原則会社に属さないフリーランス業になります。 イラスト制作とキャラデザイン、同人活動、18禁ゲームの原画、ラノベ挿絵業、成人漫画制作が主業務になります。 まず大手ゲーム会社でイラストの業務に関わるためには2Dグラフィッックもしくは2Dデザイン部署に応募する必要がありますが、この部署はリアル系やデフォルメ系まで何でも描けないといけません。 要するに3D用のテクスチャ作成、アイテムやアイコンの制作、背景制作、設定制作等々が業務の大半です。 そしてこの何でも描ける能力というのが、5美大合格相当の基礎画力ということになりますが、5美大に合格できる基礎画力はあくまでも最低条件を満たしているに過ぎないので、採用に値するかどうかというのは提出するポートフォリオ次第になります。 合格者のポートフォリオはそのまま書籍として販売できるプロレベルのクオリティなので、たとえ5美大に合格しても就職のための創作活動を通して自分を磨いていく努力は必須になります。 「私立は厳しいか?」という補足についてちょっと意味が良く分かりませんが、5美大の武蔵野美大や多摩美大は私立大学です。
なるほど:1
美大生の就職は大学名で何とかなるものではありません。 どこの美大に入ったから大丈夫ってことはないですよ。 ただ、立派なポートフォリオを出せるような人は上位の美大にも入れるんじゃ。 そして上位の美大生で素晴らしいポートフォリオを出せる人は採用の可能性が大きいっていうシンプルな話でしょう。 上位の美大っていうのはあくまで私の個人的な感覚ですが5美大と公立美大では。 そのあたりに入っておけばとりあえずESは通ると思います。 その先はポートフォリオや課題制作などの実力勝負でしょう。
・上位美芸大にしかインターンシップや採用の募集を出さない企業がある ・上位美芸大に進学する人は、受験時代に基礎をきっちり身につけていて、その後の環境も相まってレベルの高いポートフォリオを作成できる割合が高い …ということだと思います。 「上位美芸大」をどこまでと見るのかは、就職なさりたい先によって、藝大ムサ多摩を指す場合もあれば五美大の場合もあり、地理的な不利はあれどレベルはムサ多摩同程度の公立芸大を入れる場合もあり、様々です。 補足拝見しました。 私立だから厳しい、ということではありません。むしろ、私美大ツートップのムサ多摩などは特に、首都圏にあることや学生数が1桁違う(つまりOBが多数)ことも相まって、地方にあって少数主義の公立芸大より就職実績は豊富です。 (ムサ多摩でも叶わない、東京藝大でなければ…というケースがあったとしても、それは「私立だから」ではありません。東京藝大が別格だからです。) ただ、美芸大のレベルとして、まともな実技試験なしで入学できる私立の美芸大も沢山あります。私立だから厳しいのではなくて、基礎力ゼロで合格できる美芸大だから厳しいのです。インターンや就活を開始するまでの2年間で、基礎力をガッツリつけて入学して・相応の教育を受けて・切磋琢磨しながら・課題をバリバリこなして・課題以外にもどんどん制作している上位美芸大生を追い抜くレベルの作品が作れているか、ということです。
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