ＩＳＯ９００１の審査機構でＵＫＡＳどう思います？ 何の標準書手順もないし、記録も無い会社が認定受けてたんですが、 …

Question

ＩＳＯ９００１の審査機構でＵＫＡＳどう思います？

何の標準書手順もないし、記録も無い会社が認定受けてたんですが、

そん適当でいいんでしょうか？

Answer 1

UKASは認証組織で、審査を実施する組織ではありません。
確かに、UKAS加盟の審査機関が審査した審査報告書を書面で見て、認証に値するかジャッジするのはUKASですが、UKASはISO9001のすべてにおいて、審査機関がきちんと審査したかどうか、適切な不適合を出しているか、不適合事例にあたるものを観察事項にしていないか、明らかに審査項目をスルーしてないかどうかを審査記録から判断し、認証を出します。そこで認証が出れば、審査機関を通して、「この度の審査は認証されました」と,審査機関が伝えます。

ですから審査機関がどのような審査報告書を出すかにもよります。
審査報告書は、会社が見るような審査報告書とはまた違います。
認証機関へ出す専用のフォーマットがあり、審査リーダーが書くのです。ですからUKASよりも疑うなら審査機関の方だと思います。
今、日本のJABでも、UKASでもかなり厳しくチェックしますので、ベテランの審査リーダーなら、どのように書けば審査が通るかどうかはわかっていると思いますので。

それと、標準手順書がない。記録がないというだけで、不適合になるかどうかはわかりません。全体のシステムの運用上、標準手順書や記録がそこにはいらないと判断できる合理性がある場合もあります。

しかし、業務のシステムの中で、それらがないが故に、ミスになりそうな事例があったり、実際にミスがあったり、記録を見直す必要のあるところに記録がない場合、ちょっと考えものですね。
全体で何パーセントの合格で認証というものではないので、1つでも不適合があれば、是正は求められるべきです。

適当かどうかはわかりませんが、そこに疑問があるなら審査機関をかえて、厳しくても、職場が苦しくなってもちゃんと見てくれる審査機関にしたほうが、会社のためだとは思います。しかし、判断するのはトップマネジメントです。