>頭が良くなくても出版社社員になれますか? 出版社のお仕事は頭脳労働なので、「頭で考える力を磨いた人」が有利です。大変な人気職種なので採用試験で大勢のライバルとペーパーテストで戦って勝つ必要があり、その際に学力が問われます。大手出版社の採用に漏れた人は中小に望みをつなぐので、中小であってもたくさんのライバルと学力で戦って勝つ必要があります。 とはいえ、直接的な学力以外で活躍して出版社にヘッドハンティングされる人がいないわけではありません。例えば学生ながらミニコミ雑誌を作って大評判になって実力を認められた人ですとか。学生ながらアパレルのバイトで大活躍し、カリスマ店員と呼ばれ、その流行をつかむ力を買われてファッション雑誌の編集部にスカウトされた人ですとか……。 何らかの形で「この人は実力がある」「めちゃくちゃ勉強頑張っていい大学に入った根性ある人たちよりもこの人をこそ雇いたい」と出版社に認めさせることができたならチャンスはあります。 また、出版系下請け会社(ブラック企業が多い)で過酷な肉体労働を乗り越えて血ヘド吐いても生き残り、「こいつは根性ある奴」と認められて出版社に転職する人もいないではありません。この場合は学力よりも「地獄を見た人間ならではの現場での機転、サバイバル力」「死んでも締め切りを守る仁義」「毛の生えた心臓」あたりが重要となってくることでしょう。ご参考まで……。
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