税関職員海上警察のようなものでしょうか 波止場にいますか

Question

税関職員海上警察のようなものでしょうか
波止場にいますか

Answer 1

波止場近くに、税関の支署・事務所があったりはしますが、海上警察とは仕事内容は全く異なります。

税関職員の仕事は、まず第一に、税金を徴収することです。国際取引に伴う関税がその中心ですが、港湾等で、外国船員・外国船舶が受ける行政サービスの対価としての税金なども徴収しています。

次に、貨物の輸出入の管理があります。

さらに、国内と海外を行き来する船舶や航空機の取り締まりに関する業務、関税線（そこから先は関税法的には国外だよ、という線）を超えた出入りの管理、関税法違反事件の調査と処分などがあります。

これらの業務と関連して、違法な物品の探索（たとえば麻薬探知犬のハンドラーは通常税関職員です）や、外国船舶の立ち入り調査、関税線外で仕事する人に対する職務質問などを行うことがあります。任務によっては拳銃の携帯も認められていますが、現在は拳銃を常時携帯して任務にあたる税関職員はいません（代わりにその空港を管轄する警察署員が警備等にあたる）。