解決済み
航空自衛隊の救難隊について質問です航空自衛隊の現役か経験者、救難隊について詳しい人にお聞きします。 航空自衛隊の救難隊の普段の訓練はどんなものなんですか? また、どんな資格や試験でなるんですか? 倍率は高いのでしょうか?
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通常、洋上や山岳での捜索機(飛行機)、救助機(ヘリコプタ)を使用しての救助訓練をしています。戦時下でのパイロット救出を想定していますので、県警や海保の訓練よりはハードなものです。その他、救難員のための海、山でのサバイバル訓練や救難隊全隊員が個々に行う個人訓練(駆け足等)があります。 資格ですが、入隊前に必要なものはありません。全ては入隊後に取得することになります。(普通免許程度は持っておいたほうがよいでしょう。)因みに、以下の職種の塊で構成されています。 1 パイロット(航空学生、防衛大及び一般幹部候補生(一般)卒業者※現自衛官でも条件を満たせば受験できます。募集枠 は毎年決まっていますので、地本等のHPで確認できます。健康でそれなりの学力と一般常識があれば合格できます。) (1)捜索機(U-125) (2)救助機(V-107、UH-60、CH-47※救難隊には救助部隊と、輸送部隊があり、郵送部隊にはCH-47が使用されます。) 2 救難員(現航空自衛官から選抜試験により選出され、救難教育隊での訓練の後、各部隊に配属されます。) 特に体力と精神力に突出した隊員で、かつ救命処置から一般業務まで幅広い業務をこなせなければならず、おそらく難易度 は最も高いものと思います。ただし、これを数値で表すのは非常に難しいと思われます。 3 フライト・エンジニア(現航空自衛官から選抜試験により選抜され、救難教育隊での訓練の後、各部隊に配属されます。) 一般的に航空機整備員から多く選出されています。やはり航空機の知識と素早い判断力が必要とされています。ある程度 は計画的ですが、フライト・エンジニアの減耗によってまちまちなので、やはり数値化は難しいです。 4 機上通信員(一般2士、曹候補生の職種決定し、学校を卒業後に各部隊(救難隊を含む)へ配属されます。) 通信業務だけでなく、U-125の場合は捜索業務も付加されています。希望はとりますが、本人の適性で職種が決まるのでこれも倍率をだす ことはできません。 5 運航管理員(同上) 航空機の運航(どこからどこに行くのか、管制や他基地との調整等)を一手に引き受けています。これも本人の希望と適性で 振り分けられます。 6 整備幹部(航空学生を除く幹部候補生学校卒業時に職種と配置が決定します。しかし、救難隊の在職期間は3年程度で す。その次期の充足率により枠は変化しますので倍率は解りません。) 7 整備員(同上) (1)固定翼整備員 (2)回転翼整備員 (3)エンジン整備員 (4)電気整備員 (5)油圧整備員 (6)CNI整備員(計器、無線、レーダー等) 7 補給員(同上) 8 人事員(同上) 9 総務員(同上) ※ 秋田、新潟救難隊は独立した基地ですので、一般的な基地の全ての職種がそろっています。 以上に挙げたような構成になっています。パイロットを除いて(パイロットはほぼ全員が戦闘機を希望しますので、パイロットコース合格し、希望をあげれば比較的スムースに救難隊配置となる可能性が高いと言えます・・が、「救難最後の砦」と謳われるように海保でも対応できない救難業務が殆どなので、かなりの適性が必要となってきます。)、個人適性と能力が重要となっていますので倍率等は算出できません。私は2士で入って希望していなかった航空機整備員になりました。また、大卒の幹部候補生を受け直したときも希望しなかった整備幹部となってしましました。とにかく入隊しなければわからないというものです。 救難員は倍率というより、ほぼ個人の能力次第です。陸上自衛隊のレンジャー訓練がバカンスを言えるほど体力、精神力が必要となってきます。勿論、救命救急の勉強もありますので、勉強も出来なければなれません!また、部隊長の推薦も必要ですので、人格的にも良好でなければなれません。
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