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警察関係に詳しい方にお聞きしたいのですが、いわゆるキャリアの方々は幹部コースということで組織のトップの職の方への教育がな…

警察関係に詳しい方にお聞きしたいのですが、いわゆるキャリアの方々は幹部コースということで組織のトップの職の方への教育がなされ、昇進すると言われているようなのですが、いわゆる準キャリアの方々はただ単に昇進スピードや上がれる階級がキャリア組と違うだけで、幹部コースということなのでしょうか?準キャリアで現場担当などになることは基本的にはできないのでしょうか? また、捜査一課などの現場担当をしたい場合は、警察官採用試験を受けて、よく言われているように地道に経験を積んでいって雑務を手伝ったりして刑事課の方々から推薦を得たりしていって〜というようなコースしかないのでしょうか?これは運要素も高そうなのですがどうなのでしょうか? 長文でわかりにくく申し訳ございません。

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知恵袋ユーザーさん

回答(1件)

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    横から失礼します。 まず説明しますと、キャリアとは国家公務員総合職試験 (以前は国家公務員I種試験、その前は国家公務員上級甲種試験) に合格し、各省庁へ採用された国家公務員のことを指します。 キャリアとして警察庁に入庁した場合は、初任の階級は警部補となり、採用から1年数か月後に警察大学校にて1ヶ月の研修を受けた後に警部へ昇任し、その後採用から7年後に警視→採用から15年後に警視正→採用から22年目以降に警視長→50代前半頃に警視監 と、無試験で昇任していき、他省庁に転じない限りは全員が警視監まで昇任します。そして同期のうち出世レースに勝ち残った人間のみが、警察庁長官や警視総監といった最高幹部へ至ることができます。 それと比べて準キャリアとは、国家公務員一般職試験 (以前は国家公務員Ⅱ種試験、その前は国家公務員上級乙種試験) に合格し、各省庁へ採用された国家公務員のことを指します。 準キャリアとして警察庁に入庁した場合は、初任の階級は巡査部長となり、ここから無試験で昇任していくので、都道府県警察に採用されたノンキャリアの警察官よりも有利に処遇され、幹部登用に向けて計画的に育成されます。幹部コースといえば幹部コースですね。 しかし最高で昇任できても警視長 (警察庁課長、一部の県警本部長など) までが限界とされ、最高幹部 (警察庁長官、警視総監、警察庁局長、大規模道府県警本部長) へ至ることは困難です。 ちなみに準キャリアの警察官は、キャリアの警察官と比べて現場に携わる期間が長いです。特に初任の巡査部長から警部補までの間 (大体警部へ昇任するまでの7年くらい) は都道府県警察と警察庁を行ったり来たりする間に現場も経験します。 そして、都道府県警察の刑事部捜査一課の刑事として働きたい場合は、質問者様の仰る通り、各都道府県警察の警察官採用試験を受けて採用された後に経験を積み、所轄警察署の刑事課に配属されてから、本部の人間の目に止まって捜査一課に抜擢されないといけません。いわば運次第ですね。人事異動で希望の部署へ行けることもあれば、行けないこともあるので、警察という組織は中々シビアな世界だと思います。 長文になってしまいましたが、こんな感じでよろしいでしょうか?もし質問者様の質問の意図と違っていたら申し訳ありません。 また何かありましたら、気軽に質問なさって下さい。

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