化粧品開発といっても、さまざまな観点から、さまざまな領域を専攻した人達が関わっています。例えば大手である資生堂では、化学のあらゆる分野、皮膚科学、脳科学などの医学、行動科学、計測技術、薬学などを専攻した大学卒、大学院卒の社員がいます。別に大学院進学が必須というわけではありません。どんな組織であっても、全員が均質である必要などなく、また均質では回っていかない。院卒なら院卒の、学部卒なら学部卒の果たすべき役割があるだけのこと。日本の大手化粧品メーカーは毎年学部卒者だって一定数は採用していますよ。 名古屋大なら、理学部、工学部、農学部などならどこでも化粧品関係の仕事につけるチャンスはあります。また医師免許は必要ないので、例えば理学部へ入り、博士課程から医学研究科という人だっています。 「個人的な偏見ですが、調香は専門学校の人でないとなれないのかな」 はい、単なる偏見です。その様なことはまったくありません。 日本の企業は、「総合職技術系」くらいのざっくりとした区分でしか新卒者を採用しません。採用したあとで研修を受けさせ、いろんな部署を短期間経験させ、いくつかのテストをしたりして配属を決めます。大手メーカーで調香をやっているのは、大学や大学院で農芸化学、生物化学、薬学などを学んだ人や、場合によっては文系からdすら「適性がありそう」と会社が考えて選んだ人達。最初から「調香師」なんて区分で新卒を採用したりはしません。迷わず名大へ。
想像しているのは官能検査の仕事でしょうか。官能検査だと嗅覚が重要なので学歴関係ない非正規雇用もあるようです。知人は商業高校を出てそれに就き(転職かも知れませんが)35歳で定年(雇い止め?)だったそうです。 研究開発ならもちろん化学系でしょう。分野が違うのでそれ以上は知りません。
大学は就職予備校ではありません。 あなたがやりたい学問ができる学部を選んでください。 化粧品の開発、特に調香に興味があるとのこと。 香りって、どういう成分でできていると思いますか? 調香に興味があるのなら、 「香りの正体は何か」について、 突き詰めて考えたくなりますよね? じゃあ、 自分が学びたいのは何の分野の学問なのか、 ちゃんと分かるはずです。 大学で、 「香りの成分とは何か」 「香りを合成するとはどういうことか」 について一生懸命学んでいるうちに、 自分の進む道は、自然に見えてくるはずですよ。 ちなみに、 化粧品会社は 「○○学部○○学科出身者を採用する」 なんて決めているわけじゃありません。 大学での専攻は、何だっていいんです。 本人が優秀かどうか、それだけです。 ぜひ名大レベルの旧帝大に進んでください。 専門学校? 専門学校に行ったって、 化粧品開発のような「頭を使う仕事」には就けません。 フレグランスショップの店員になるくらいがせいぜいでは。 化粧品開発のような「頭を使う仕事」は、 それなりの大学に行かないと、就くことができないんです。
https://www.waseda.jp/inst/weekly/careercompass/2016/05/18/5729/ 先人の知恵を学ぶと道は見えてくるかと思いますよ
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