農協について ジョブカフェ(若者の就職を支援する施設)で農協に就職することについて相談しに行ってきました。 職員…

Question

農協について

ジョブカフェ(若者の就職を支援する施設)で農協に就職することについて相談しに行ってきました。
職員の話では
①団塊の世代が定年後に農業に就く可能性があるため今よりも農業が盛んになる②食の安全性が問われ国内の野菜や果物の必要性が高まった
③食物自給率を上げなくてはならないという考えが強まってきた

という3つの理由で農協は将来性がアルと言われましたが、
皆さんは農協の将来性についてどう思われますか？

Answer 1

確かに食料自給率が低いので政策で将来50％程度まで上げるということを検討しています。
また、食の安全から国産野菜や食肉が人気があります。
団塊の世代が農業・・・・。これは疑問ですね。
これは家庭菜園くらいで本格的な農業をやったことが無い人はしないでしょうね。

まあ、農業は決して無くならない、また無くしてはいけない産業ですから将来性はあると思います。

Answer 2

簡単に言えば、農家と農協の関係が実に希薄になってきているのが現在の状況です。

「農協で売ってる資材（農業資材、農薬、肥料など）は他より高い」
組合員が口をそろえて言う台詞です。
資材販売業者は企業努力により、商品値引きを実現していますが、農協にそんな様子は全く見当たりません。
そもそも、メーカー→小売店のところを、メーカー→全農→農協と、中間マージンが１つ多いじゃないですか。安くなるはずがない。
当時の組合長は「中には農協のほうが安いものもある」と言ってましたが、そりゃあもう敗北宣言じゃないですか。

先日農協の売店に行ったのですが、陳列棚は隙間だらけでじつに閑散としていました。あ、もちろん客もいませんでした。
どうせ売れないから並べないのか・・・。もう笑うしかない。
「農協と付き合ってたら、食っていけないよ。」と言ってる組合員がいました。

団塊の世代が農業に就いても、食物の安全性、自給率がどうなっても、農家の注目度が上がっても「農協は蚊帳の外」となるのでは？
金融、共済で利益を上げて、普通の銀行として生き残っていくしかないでしょう。
しかし、一番の顧客である農家からそっぽ向かれて、どうやってやってくのですかね？

Answer 3

農協に将来性はあるかもしれませんが、農業とは関係が薄れると思います。

現状においても、農協の主たる業務は信用事業（預貯金）と共済事業（保険）です。顧客が農家（元農家＝地主）というだけで、農業にかかわる事業はほとんどオマケ的なところが多数です。

また、そういった農協の方が経営的には健全です。早い話が、農業資金を貸付ても不良債権となってしまう確立が高く、一方で、農地を潰してアパートを建てる資金なら安心と言う様な状態です。

あなたが、農業に関心があり農協職員になりたいのであれば、（地域にもよりますが）止めたほうが良いかと思います。

なお、①から③の話は、農業・農協について素人の考えであると思います。

Answer 4

将来性はないですよ・・・・。農業ビジネスだって減退している傾向ですよ？
ジョブカフェの方の【農業】に対する現状認識は認めますが、【農協】に対する現状認識が甘すぎます。

①確かにその傾向はありますが、農協でなくても農業の支援はできる。
②国内農産物の需要が高まったからといって、農協に白羽の矢が立つわけではない。
③自給率と農協がどう関係が？

農協は一部の農家からの農産物を委託販売しているに過ぎません。
そして、営農部門だけでいえば赤字経営のところが多く、金融、共済の利益でその赤字を埋め、辛うじて運営しているのが現状です。

その赤字補填も、独立採算制を求める声が高まっています。
政治の世界でも、農協の経営方法について異を唱える人も少なくありません。
農協バッシングは高まるばかりです。

農協＝農業じゃないんですよ。農業であれば、将来性のある職業だと思いますが・・・
農協はその農家から手数料をもらって運営しているに過ぎません。

そして、何だかんだと言っても、国産農産物の必要性が高まってはいても、
少子化に伴い、消費の拡大がそれほど期待できるでしょうか。

そして、農業者人口自体が減少しているのに、どうして農協に将来性があると言えるのでしょうか。
私には将来に対する見通しは暗い、と思っています。