「描き溜めしておいて」の時間をどこでつくるか。当然その間、その作品はお金にならないのですから、その間の生活費はどうするのか。まぁ、大家と呼ばれるような人以外はこの点が大問題でしょう。わたしが若い頃に人気だった少女マンガ家で(誰だったのか思い出せないのですが)、売れっ子になったあと、高校生時代に書きためてあったものを少しずつ放出していた人がいましたが、そういうことができるのは、その後から売るものを描いている間の生活を誰かが面倒みてくれる場合くらいですね。 「マンガって、その人の物なのに編集者など周りが口出すのって間違っていると思いませんか?」 いいえ、思いません。週刊誌に連載する漫画は、決してその人のものじゃありませんよ。連載する、つまり原稿料を貰う漫画は、一つの例外もなく「商品」です。商品である以上、買い手が満足するものにするのは売る側の義務。どういう商品が欲しいか、買う側がある程度の内容を指定するのは当然の権利ですし、気に入らない商品を買わないのも買う側の正当な権利です。小説だろうが、漫画だろうが、絵画だろうが、先に買い手を決めてその買い手のために描くものはすべて同じ。買う側には売る側に品質の改善を求める権利があります。 そして週刊誌もまた商品。買うのは一般の読者。面白くない作品ばかりの雑誌など誰も買わなくなるでしょう。そうすれば、出版社も、その雑誌を印刷している印刷や製本の会社も困るのです。その雑誌を売っている書店も困る。その雑誌が廃刊になってしまえば、別の作家達もとても困る。だから編集者の仕事は、その雑誌が想定している読者のできるだけ多くがおもしろいと思えるような作品を作家に描いて貰う事。そのためには、口出しも当然のこと。 漫画家だけではなく全ての創作者は往々にして、自分の理想を追いかけたがります。ですが、それなら「買って貰えない」覚悟が必要です。例えば単発の読み切り作品を自分の好きなように描いて、それを「どう?掲載してくれいない?」なんて具合に売り込むのならそれで結構。編集さんは読んで見て、売れないなと思ったら買わなければ済むことです。ですが、連載は違います。 誰にも束縛されず、指示されず、自分で描けもしない編集者なんぞに口出しされず、描きたいものを好き勝手に描きたければ同人誌なり、自費出版作品なり、自分のブログやWebサイトなり、懸賞なり、あらかじめ決められた報酬を受け取ったりしない形で発表すればいいんですよ。それが本当に優れた作品、おもしろい作品だったら、後からちゃんとお金はついてくるはず。これも、小説家でも、写真家でも、画家でもシンガーソングライターでもファッションデザイナーでも同じですね。
なるほど:1
ほかの回答にもありますが、書き溜めている間の生活費はどうするのかって問題があります。 あと漫画家って時間に余裕があるとかえって作業しないもんなんですよ。追い詰められないと書けないのが漫画家といってもいいくらいです。学生が夏休みの宿題をぎりぎりまでやらない、あの感覚です。 でも最近では特にウェブ漫画に多いですが、何話か書き溜めてから配信しているところは多いです。 >またマンガって、その人の物なのに編集者など周りが口出すのって間違っていると思いませんか? お金が絡んでいるので好き勝手できませんよ。 あと商業漫画って編集者だけでなくデザイナーや印刷所やもろもろいろんな人が絡んでくるんでその人のたちの収入や生活考えると、漫画家一人が好き勝手にはできませんよね 書きたいものを好き勝手に描きたいのなら、同人誌を出せばいいだけです。
そうですよね… 連載決まったらすぐ連載始まるからですかね。 本当に担当さんとは密なやり取りをするので、逆に介入しないというのは無いと思います。書けるなら書いていいと思いますが。 第三者の意見を入れる事でより分かりやすくなると思いますよ。
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