大変なのはどちらも同じ。 キャバは偉くなればなるほど自分1人の責任がもの凄く大きくなるし、クラブはどうやってもママに使われる立場からは抜け出せない。ママと対等に近い立場になるには、経験に加えてママに気に入られる必要がある。 中々の長文になったのでゆっくり読んでねー 六本木のキャバで働き始めて10年くらい経つけど、新宿だろうが池袋だろうが渋谷だろうが六本木だろうが、良い店は良いし、ダメな店はダメ。 六本木や銀座が優れているみたいなことを言われる原因は、単に場所の問題。 六本木は場所柄TV関係者が多く来店するので、客の羽振りは良いように見える。 有名人が来ることもあるけど、だからといって六本木が凄いわけじゃない。ただの立地。 業界人の羽振りが今よりも大分良かった昔の名残でセット料金なんかが高く設定されたままの店が多く、その価格だけを見て「良い店」と勘違いしている人も多い。 あと自分が働いているエリアを悪く言うのも気が引けるけど、「六本木」という名前によくわからないこだわりを持っているキャバ関係者もかなり多い。 六本木というブランド名のついたエリアで働くことが自分のステータス、みたいな感じ。安っぽいでしょ。 そういう価値観を持っている人間がやっている店は、老舗でも潰れているのが現状。 銀座もこれに近い。 銀座も「銀座」というブランド名に価値があると思っているだけで、銀座だからどうこうというのは特にない。 銀座って名前に拘っているもやはり多い。 少し前にニュースになった銀座の泰明小アルマーニ制服問題も同じだよ。 突き詰めれば、銀座にある学校だから相応の制服を、っていうだけだからね。 キャバやクラブも、銀座にあるからこれくらいの値段で、っていうだけ。 中身を見れば、他のエリアと大して差はない。 なので、場所で優劣は決まらない。 銀座・六本木なんか日本のTOP なんてのは間違っているので惑わされないように。 従業員として働くとなると、↑↑に書いたことが面倒な方向で影響してくることもある。 既に書いた通りだけど、ブランド名がステータスだと思っている人が沢山いるので、合わせるがかなり面倒。 今自分が働いている会社は六本木に1店舗、他エリアに2店舗あって自分が立ち上げしたけど、社長は何故か六本木に強いこだわりを持っていて、店舗を増やすなら絶対に六本木だと言って聞かなかった。 結局説得して他の場所で開店することになったけど、社長としては今でも六本木で新しい店をやりたいらしい。 料金設定も「六本木だったらこれくらいの価格じゃないと」とかね。 全体的に、夢見がちな人間が多いのが六本木と銀座、という印象かな。 そういった部分を除けば、どのエリアでも、キャバでもクラブでも好きなところで働けばいい。 接客経験に関してだけど、経験はあったほうがいいけどなくても平気。 最初は完全に配膳係(ドリンクやフードを運んだり、テーブルを片付けたり氷を交換したり)なので、特に難しいことはしない。 1つ注意点としては、店によってやり方が千差万別な点。 まぁ普通の飲食でもそうなんだけど、キャバなんかは意外とうるさい。 トレンチ(おぼん)の持ち方も「こうしろ」と言われる可能性はある。確かに言われた通りにやると見た目は綺麗だけど……というのもあり。 また、店によってはダウンサービス(膝をついての配膳)をしている店もある。うちの店はこれ。 元々レストランでホール経験があったけど、ダウンサービスは特殊なので大変だった。 左手にドリンクを大量に乗せたトレンチを持った状態で膝を曲げるのが難しい。 立ったままの配膳でも、キャバとかの飲み屋のテーブルは背がかなり低いので、慣れるまでは経験者でもちょっと大変。 逆に、未経験だから経験者特有の違和感を感じることなく出来る、という考え方もあるけどね。 まぁここら辺はあくまでただの作業なので、慣れりゃどうってことはない。 問題はその後。 クラブは実際に働いたわけではなく同業者として見ていただけなのでキャバ中心の話になるけど、キャバは出世してナンボ。 キャバのボーイの初任給は、どんなエリアでも恐らく手取りで20万以上はあると思う。 高卒でも同じ金額はもらえるので、大卒初任給に比べると大分良い。 18歳でキャバを始めた場合と大卒で一般企業に入社した場合を比べると、20代は18でキャバを始めた人の方が給料は恐らく多い。 でも30代に入ると大卒に給料は抜かれ、その後もキャバは上がりにくい。 副店長くらいまでなれば、30代もキャバの方が上かな。でも40代に入るとやはり逆転される。 ただのホールでも、2年目は+1~2万くらいくれるところはあるけど、それ以降は役職をもらわないと上がらない。 キャバは新人が入ることで押し上げられて役職がつくというパターンが非常に多いので、新人が入らないといつまでも給料が上がっていかない可能性はある。 さらに、上の人間も独立とかしていなくなってくれないとダメ。 でも上の人間が長く居座るのがこの業界。なかなか出世できない。 役職名は店によって様々なので具体的には書けないけど、店長→副店長→マネージャー→主任→ホール長→平 って感じかな。マネージャーの呼び方が違っていたりとかはよくある。 主任(下から3番目)くらいまでなら、ここに来るまでに嫌になって辞める人間も結構いるので早けりゃ1年でいける。 それでも手取りは25万くらいかな。これくらいの立場だと、自分で何かをするというよりは1つ上のマネや副店長のサポートっていうパターンが多い。 問題はこれ以降。マネージャー(No3)くらいになると女の子の管理を任されているはずなので、店の中心人物になる。こうなると簡単には辞めない。辞める時は大抵なにか問題を起こしてクビになるか、飛ぶ。 自分の店でも1度あったし他の店の様子を見ていて思うのは、No4をNo3に昇格させるときは事前準備なしで急遽ってパターンが多いっぽいね。 しかもNo3な店にとって重要な立場なので、新No3の負担が尋常じゃない。 ここさえ乗り切れば後は大したことない気がするけど、ここが辛い。 自分の店の場合は、自分がNo4でNo3をジャンプして一気にNo2になった。 副店長とマネが同時に飛んだんだけど、中々辛かったよ。 元々店長が仕事出来なくてその下の人間が好き勝手やってた店で、好き勝手やってはいたけど店を回していたのはNo2,3の2人だったから大変だった。 やり甲斐はあったけど、給料と疲労は割に合わない。自分のケースは少し特殊だけど、同じようにNo3になって大変すぎて辞めるっていう人も他の店には結構いた。 なので、今から始めようと思うのであれば、働き始めより辛い時期が必ずくると腹をくくっておくことを強く推奨。 あと貴方に当てはまるかどうかわからないけど一応。 転職ということなので、大卒かな? 大卒の場合、それだけで厄介者扱いされる恐れがある。 自分は大学在学中からバイトで夜働いていて、卒業してから少し経って入社したけど、バイト時代は普通だったのに社員として入った後はかなり疎まれた。 周りはみんな高卒ばっかりだったので、大卒っていうだけでも驚異に感じるんだろう。学歴関係なく働けて上を目指せる仕事で大卒が入ってきたら確かに鬱陶しい。 もし貴方が大卒の場合は、くれぐれも自慢話になるような話はしないように。 意図していなくても結果として自慢話っぽくなることはあるので、気をつけておくと吉。 また、「これはこうした方がいいんじゃないか」と思う事もきっとあると思うけど、それは言わない・指摘しない。 最低でも自分に部下が出来るくらいまでは、自分の中に留めておく。 部下が出来たら、部下に自分の思ういいやり方を教えてやればいい。 全体的にあまり良いことは書いていないけど、同業者が増えるのは喜ばしいことなので是非頑張って欲しい。
なるほど:2
素晴らしく厳しい世界ですよ。 特に銀座・六本木なんか日本のTOPの世界ですからね。 まず、転職する前にそういうお店に行くべきです。 黒服さんの仕事を見る・場所や価格によってお姉さんの 感じの違いを感じるべきです。 見て感じて、転職してまでするのか・しないのか。 するなら、女の子とお客さんの世話をするのですから、 どの場所や価格の女の子が自分が接しやすいか。 大抵の女性女の子は偉そうにしてきます。 それも我慢できるのか。 最後に夢を見られる点、下っ端時代は 半端なくキツイです。それも我慢できるのか。 目で見て感じて、決心するべきです。
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