個人で旅行代理店を開くにはどんな手順が必要か教えていただけますか。今はまだ何の資格も持っていません。海外からのお客さんが…

Question

個人で旅行代理店を開くにはどんな手順が必要か教えていただけますか。今はまだ何の資格も持っていません。海外からのお客さんが今後、定期的に日本を訪れることになり、日本で受け入れを依頼されました。

Answer 1

旅行業を始めるなら最初に総合旅行業務取扱管理者の資格をとるか、所持している人を雇うかしてください。
あとは、登録をするわけですが、旅行業には1～3種まであって一番費用がかからないのが3種です。
資産と供託する保証金の合計で600万円でOKです。
オリジナルのツアーを不特定多数に向けて募集できないという限定がありますが、1～2種が作成したツアーは販売できます。

しかし、今回の質問のように海外の業者から送客を受ける場合は、この登録は必要ありません。
旅行業法は消費者の保護を主な目的としていますので、会社間の取引までは規制していません。
現在、海外からのお客さんを受け入れているのは、マンションの1室で行っている無登録業者が多いので、問題視する声が多々あります。驚く事に訪日団体の90％以上が、このような個人業者が扱っていると言われています。
その結果、無資格の通訳案内が有資格者の仕事を圧迫しており、先日もテレビでこの現状が放送されていました。

海外との取引は常に為替相場の変動や代金の回収などのリスクが付きまといます。
そのため、日本にいる業者も海外の業者も身内であるパターンが多いように聞きます。
そうしないと、ちょっとしたトラブルから代金を踏み倒されてしまうからです。
未収金回収に莫大な費用がかかるので、無き寝入するしかない事を知っているからです。

質問者が、海外の業者の身内ならできると思いますが、ちょっとしたトラブルで縁を切られても相手に支障が無いような存在なら、やめておいた方が良いと思います。