解決済み
2度目の挑戦で19年度新試験に受かった者です。2パーセント時代の旧試験に挑戦したこともあるので参考になればと思います。 問題の質は変わったと思います。択一の出題形式が「穴埋め型」「組み合わせ型」「個数問題型」とバリエーションが豊富ですし、肢も事例形式の問題が多くなり、その為文章が長文化してます。一番の変更点は過去問からほとんど出なくなったという点ですね。それによって以前は憲法、行政法の過去問を潰し、この2科目で満点近く取って逃げ切るというパターンが定石だったと思いますが、現在はそうはいかなくなっており、基礎法学、民法、商法、地方自治法という効率の悪い科目も我慢強く勉強しバランスを取らなければならなくなりました。つまり捨て科目が無くなりました。未だに「憲法、行政法で稼ぎましょう」「過去問が重要です」という予備校や通信講座、書籍が多いので注意が必要です。 あとは絶対評価で合格率を5パーセント前後に調整するという行政書士試験独特の傾向なのですが、いわゆる「取らせない問題」がかなり増加しました。全体の3割に及んでいます。「取らせない問題」は試験委員会が点をとらせないように作っているのでほぼとれません。つまり受験生は残り7割から合格点の6割をとらなければならないのです。これを最大手予備校の講師間では「実質8割の法則」というそうです。ちなみに3割というのは同時に新試験の「個数問題」の割合でもあります。個数問題の多くは「取らせない問題」と思っていいでしょう。取れる問題を100パーセント取るための勉強を旧試験より更に徹底することが必要となりました。 実際新試験を勉強し受けた感じは、「法的思考力を一層問うものとする」と変更点が明記されいたのにも関わらず、相変わらず知識型の問題が多いということです。事例形式と言っても問われるのは結局単純知識です。試験会場でウンウン唸って回答するような人はまず受かりません。19年度で初めて民法の学説問題が出たり、未知の知識を問う問題が著しく増加しましたが、現時点ではそれらの問題は落としても合否に影響しません。その点では旧試験の受験経験は大いに役に立つと思います。 最後に勉強方法ですが テキスト→過去問→「知識確認」の為の答練、模試(新作問題) ではもう通用しません。過去問が出ないので。 テキスト→過去問→「知識吸収」の為の答練、模試(新作問題) が必要です。過去問はそこそこでいいです。 新試験に「正確に」対応できている最大手予備校(LEC、Wセミナー等)には答練、模試がオプション講座等を含めて20回~40回ありますので、それを束ねて予想問題集として過去問以上に回数を重ねてください。とにかく新作問題演習を多く積み、どんな形で基礎知識を聞かれてもいいように準備しましょう。
なるほど:1
私も17年度受験経験者、19年度合格者です。 法令は新試験制度の方が得点しやすく感じました。教養も以前より足切り点が下げられているので基本的に足切りにあいにくくなっているはずなんですが、私は新試験制度一発目の18年度で教養、足切りくらいました。足切りの点数は下がっていますが教養に関しては難易度が上がっているように思います。取れる問題が少ないです。 法令に関しては難易度の高い問題が3割くらいで、あとの7割は資格の予備校でしっかり勉強していれば確実に解ける問題ばかりです。 ちなみに記述は旧制度の17年度と比べると取りやすくなっています。正確に書けていなくても部分点をくれますので、何か書いとけば0点にはなりません。択一で7割取れる実力があれば、半分以上は得点できると思います。 一番のネックは教養だと思います。今年も多くの受験者が足切りに泣くはずなんで…
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