高速道路会社は建前上は民間企業です。 一般企業だと株主は投資家だったり、銀行だったりしますが、高速道路会社の場合は100%国が所有しています。そういう意味では国営会社というよりも、国有会社と言った方が適切かもしれません。 高速道路会社は、日本高速道路保有・債務返済機構というところから高速道路を借り受けて、高速道路の運営を行っています。 ここらへんの仕組みは説明すると長くなるので、高速道路民営化などで検索してみてください。 社員についてですが、社員の給与の原資は確かに通行料金収入で賄われています。というのも、通行料金には高速道路を建設するにあたっての借金の返済と、高速道路の維持管理費用という2つの側面があります。高速道路会社の社員は高速道路の維持管理を行いますので、その費用として通行料金収入から支払われています。 しかしながら、通行料金というのはあくまでも高速道路を作ったときの借金の返済金にあてないといけませんから、高速道路会社はこの費用で儲けてはいけません。 一方で民間企業という一面もありますから、お金儲けしないといけません。 そのためSA・PA事業だとか最近だと海外への技術外販などで利益を上げるようになっています。その利益で社員のボーナスが支払われていると理解いただければと思います。 確かですが、今は高速道路会社には税金は入っていないんじゃないんですかね…。というのも高速道路の建設にあたっては社債を発行したりで資金調達をしているはずなので…。(ここらへんもややこしくて、最近よくある通行料金が無料の高速道路については国交省が建設している新直轄方式というもので、これについては100%税金で賄われています。) ではなぜ会計検査院が立ち入るかというと単純に国が資本金を供出して作った会社だからです。会計検査院が必ず立入検査をしないといけないものとして規定されています。 最後に出向ですが、国交省との相互出向あるそうです。会社のHPなどでも出ていますし、やはり国交省と連絡を密にしておかないといけない企業ですからね…。 高速道路会社はあくまでも民間企業ですが、立ち位置的には公務員に近いものとご理解ください。
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