解決済み
働きたくないと思っている人は人間関係が嫌になっていると思いますか?元電気通信大学教授で哲学者の中島義道氏が東洋経済に「――そもそも働きたくない人はどうすればよいのでしょうか。働きたくない人は、実はほとんどいないと思いますね。働かず、朝から晩まで寝ていても、遊んでいても、面白くないもん。ただ、若い人にとっては職場の人間関係が大変なんですよ。そして、今の若い人は人間関係に対するスキルを磨いていないから、たちまちくたびれてしまい、会社を辞めてしまう。 私たちの時代は、とても暗い時代で生きやすかった。ほとんどの人がしたいことができませんでした。大学に行けた人は当時2割くらいでしょうね。1965年に東大に入ったのですが、授業料が月に1000円。それすら払えない人もいて、ほとんどの者はすごく貧しかった。夏には白いワイシャツと黒いズボンで3カ月通し、冬でもオーバーを着られないという学生もいました。まだ炭鉱事故があったし、東北では飢饉があって、貧乏ゆえの悲惨な事件がたくさんありました。でも、そういうきつい時代は、今の時代のような不幸がないかもしれない。おカネを儲けるなど、毎日の生活を維持することが最高の価値ですから、それで気が紛れるんです。人生の目標は「どうやったら飢え死にしなくて生きていけるか」というイメージだったのです。今の社会では、すべての人が大学に行ける。おカネにも余裕があって、自分で車も買えるし、女の子たちを喜ばせるいろいろな物を獲得しうる。すべてチャンスは与えられている。だけど負ける人がいる。これはきついですよね。こういう社会では、労働で勝ち得たものや努力して得たものには、比較的価値がなくなってしまう。われわれの世代は、豊かな生活とか、権力を持ちたいとか、有名になりたいという欲望が露骨にあったんですけれども、今の若い人は、車も液晶テレビも海外旅行も別に欲しいと思いません。 ――今、価値があるものとは? 今、すべての人が欲しいのは、広い意味の「知的能力」でしょう。成熟した脱工業社会の日本では、もはやほとんどの人には大学に行って知的職業に就くしかありません。誰にとっても要求されることのレベルがものすごく高くて、英語もコンピュータもできるのが当然になってしまっている。ところが、人間は生物でそんなに急激には進化しないから、頭の悪い人はいっぱいいるでしょうし、基本的には変わらないんですよ。 結局は、頭がいいとか、育ちがいいとか、男ならかっこいいとか、女ならかわいいとか、素質的なものに価値が置かれるようになる。 ――素質で勝負するようになると、もう能力差は最初から変えられないのでしょうか。 変えられないこともないけれども、どんな努力をしても歴然とありますね。中学、高校くらいになると必ず負け組ができるでしょう。とてもかわいらしくてみんなに好かれる子と、比較的嫌われる子が出てくる。これはもう、初めから勝負はついていますよね。 それ以上に、今はコミュニケーション能力が欠けていると、とても生きにくい社会です。今の若い人たちは大変だなあと思います。こういう社会に適応した人は楽だけれども、適応しない人はみじめでしょうね。 ――日本は高校までは強制的に集団生活ですが、大学は比較的自由です。それに慣れて、会社に入るとまた大変です。 大学はそうですね。でも、大学でもトイレで食事をする学生がいると聞きますが、ああなっちゃうのは困りますね。その背後には、やっぱりみんな一緒という雰囲気があると思います。口では「みんな違って、みんないい」と言いますが、実はこんなことは全然教えていない。日本人は集団性をものすごく尊びますが、もうあんまり実情と合わなくなってきている感じがします。 私の息子はウィーンで5年間暮らしたのですが、まず日本人学校にやったんです。うちの子は変な子だから、そこにうまく適応できなかった。先生が「ボランティア活動をしましょう」と命令すると、うちの子は「ボランティア(自由意志)だからしなくていいでしょ」と言って怒られる。スクールバスに乗らないと怒られる。ほかの子どもと一緒に食堂で食べないといけないし、サッカーの練習も1人でやってはいけない。 それで、半年後に生徒が70カ国くらいから来ているアメリカン・インターナショナル・スクールに転校させました。そこでも息子は同じことをしたんですよ。うちの子がパンを買ってどこかで一人で食べていても、先生たちは「なんでそれが問題なのですか?」と言うんですね。食事は食堂で食べてもいいし、弁当を持ってきてもいいし、食べなくてもいい。スクールバスに乗らなくてもかまわない。遠足にも行かなくてもいいんです。」と投稿しています。 https://toyokeizai.net/articles/-/14016
一緒に働いている人が仲の良い人ばかりなら、どんな仕事でも楽しく感じられるということでしょうか?
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5人がこの質問に共感しました
女性の場合は、人間関係で疲れてしまう(潰されてしまう)人が多いです。 結構どこの職場にも『お局様』と呼ばれるすごい人がいて 若い女性や新人の女性を密かに虐めるのです。
なるほど:1
人間関係も重要ですが、業務内容が合っているかどうかの方がもっと重要だと思います。また、人によっては給与が多ければ楽しいという人もいます。
お金に恵まれているなら?一生 働きたくないでしょう。人間の本音ですよ。働くとなると どうしても 時間に縛られる。仕事をこなす事に縛られる。人間関係も気にする。毎日 遅刻せず 出社するとか 帰りたいのに残業になったりとか。でも、お金に恵まれているなら?働かなくても 自分の趣味とかに 時間を有意義に使い 人生をエンジョイ出来る訳です。生活の為に働く人より 何倍 何百倍も 人生を楽しめる訳です。でも、何故に働くか? 働かないと お金を稼ぐ事も出来ないし 生活も出来ないし 自分の好きな物を買えないし 趣味にお金を使う事も出来ない。だから、生活していくために 自分の時間を対価に売って お給料を もらう訳です。生活の為 仕方なくですよ。
業務内容だと思うが。 業務がしっかり落ち着いてできる環境ならあまり気にならないな。 結局人って一人だし。仮にお局がいやだとしても、年齢差があればその人が定年でいなくなったらおさまるだろうわけで。
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