解決済み
まず細かい話ですが、重要なポイントなのでまずは教員免許の仕組みからですが・・・ 実は特別支援学校の免許って、「特別支援学校」と言う免許です。 中学や高校は教科別に分かれていますが、特別支援学校の免許は障害種別に分かれていません。 ここを理解して置くと3分の1くらいは色々な疑問が解決すると思います。 免許は特別支援学校と言う免許なので、どの障害も担当しますし、どの障害種系列の特別支援学校にも異動する可能性もある訳です。 と、話をすると、「いやいや、特別支援の免許って知的とか肢体とか聴覚とか分かれてるじゃん?」って思うかもです。 実はあれは、専門分野と言うか、単に詳しい分野が記載されているだけです。 なので"免許取得"はあくまでも最初に特別支援の免許を取った時で、その後別の障害種の特別支援の勉強をした場合には、"免許の追加"ではなくて、"領域の追加"として扱われます。 ちなみに障害領域関係なく、異動もあります。 なので免許の知的とか視覚とか、そういうのはほぼ関係無いと思っておいて下さい。 そして採用については、基本的には希望は通りません。 が、一応希望を出すことくらいは出来ます。 でもこれは、例えば家庭内で介護を必要としている人がいるため勤務地域をこの辺にしたいとか、そういう何かしらの理由がある人の為の物です。 単に実家が近いとか、そういう事だと通る事はほぼ無いでしょう。 ただし、ここからがある意味本題です。 何で特別支援の免許が1個なのかと言う事と、何で障害種に希望が通らないのかとか、そういう事には全て関連性があります。 結論からいうと、重複障害の子どもが不利益を受けてしまうからです。 重複障害っていうのは複数の障害がある事をいいます。 仮に聴覚に障害があり、肢体にも障害がある子どもが居たとしたと仮定します。 この子は聾学校に在籍するか、養護学校に在籍するかをまずは決める必要があります。 でも聾学校に在籍できるのが聴覚の免許を持っている教員になってしまうと・・・ 聴覚の障害は良いとして、肢体の障害が対応されずに放置されてしまいます。 だからと言って養護学校に在籍したら聴覚障害が放置されたら困りますよね? どうしても重複障害の子どもは居ます。 そして2つの障害種や、3つ以上の障害種の障害を持っている子もいます。 このため聴覚分野を持っているから聾学校って希望を聞いていると、養護学校にいる聴覚障害の子どもに対応出来なくなってしまうんです。 なので基本的には特別支援学校だったらどこでも異動される事があります。 大事な事として、聾学校だから聴覚障害しか居ないとか、盲学校だから視覚障害しかいない。と言う訳では無いからです。 同様に免許についても、免許を障害種別に持っていないとダメだとすると、重複障害に対応出来る教員が僅かになってしまいます。 だから免許は1つだけで、あとは専門分野と言うような扱いになっているんです。 なお、特別支援学校から普通学校への異動は、地域によってルールが違います。 異動がある地域もありますし、無い地域もあります。 ただし、普通学校から特別支援学校に異動がある地域は、当然その逆の特別支援学校から普通学校への異動もありますよ。 ちなみに特別支援学校でもメインの指導内容は年齢に合わせた教科指導です。 このため知的に問題の無い、肢体、病弱、視覚、聴覚の高等部3年生については、授業の内容も当然ですが大学入試レベルの問題になる訳です。 とりあえずは仕組みについてはそんな感じですね。 長くなりましたがとりあえずはこの辺で。
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