解決済み
管理栄養士と薬剤師の業務の重なりについての質問です。 最近、管理栄養士を取得された方が、もし自分の後進が管理栄養士学科に進むというなら、そこではなく薬学部を勧めるという記事を読みました。 管理栄養士と薬剤師は、同じような仕事内容なのでしょうか? 資格自体が違うのだから、異なっているとは思うのですが・・・。 素人の私には、専門的でわかりません。 両者は重なる部分も大きいのでしょうか? 薬剤師になれば、管理栄養士の知識もカバーできたりするのでしょうか? 特に現役の方、どうか教えてくださいませんか? よろしくお願いします。
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薬剤師と管理栄養士の知識は被るの? →薬剤師でも、代謝経路や栄養素の働きなどは勉強してるのではないかと思います。しかし、給食運営や献立作成についてはまったく知らないと思います。病院の管理栄養士は白衣着て栄養指導のイメージが強いと思いますが、厨房でパートや調理師のまとめ役でもあります。もちろん外部委託のところもありますが現場のことを知る必要はあります。 業務内容は? 薬剤師は薬の専門家です。医師の処方箋をもとに調剤、服薬指導…。では栄養の知識がある薬剤師が栄養指導をしたら?管理栄養士は業務独占ではないので、極端に言えば栄養指導は誰でもできます。しかし、診療報酬がとれるのは管理栄養士です。だから大きな病院にはたいてい常勤の管理栄養士がいる…んだと思います。 それでは最後になぜ薬剤師を勧めるか…それは専門性の高さが関係していると思います。薬剤師は6年制で理系の知識は医師の次にあるので医療現場でかなり重宝されます。薬物療法は食事、運動と比べかなりスタンダードです。ちなみに私自身、親には医師は無理でも薬剤師を目指したほうがいいと言われました。そんな母は看護師で、夜勤もなく比較的給料が高い薬剤師が羨ましかったのでしょう。 管理栄養士は他の医療職に比べ、養成課程から専門性が甘いような気がします…あまりよく調べずに事務仕事だけという綺麗なイメージもって、入学してから現実見てとりあえず資格だけとって関係ない職業につく。これが多すぎます。(他の職業につくのが悪いとはいいませんが…)理想とのギャップが強いんだと思います。 でも管理栄養士の中には臨床知識が豊富でバリバリ活躍してる方、公務員として安定した働き方をしてる人もいます。割合的に少ないかもしれませんが、やる気と経験次第で理想を目指せるのではないかと思います。 だからこれから進路を決める高校生には実際に働いてる人に話を聞いてほしいです。マイナス部分も聞いた上でそれでもやりたい!と思えたならぜひ目指してほしいです。
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病院薬剤師です。 近年の病院の状況をお話します。 管理栄養士は栄養指導がメインになってます。調理したりする「肉体労働」は激減の方向です。 というのは、院内調理をやめて、外部委託が主流になってきてるのです。外の業者に発注し、盛り付け要員も業者派遣。更に盛り付けまで済ませての納入。 要するに、給食に関しては、検品係でしかない。 これはコストの問題から起きてることですが、栄養科が給食に関しては病院に貢献出来てないと如実に示されてしまったので、士気が上がらないというのはあったかもしれないでしょう。 テリトリーが減るというのは組織にとっては大きいです。スタッフも削減、地盤沈下ですからね。 しかし、栄養指導こそ、本来の仕事とより専門職としての矜持を新たにされているのも事実です。この点に於いては薬剤師より恵まれているのでは? どっちかといえば、調剤に追われる薬剤師の方が肉体労働者です。 変われるものなら、栄養士の方になりたいくらいですよ。当直もないんだもの。 給与もほぼ同じですよ。つくづく薬剤師って割に合わない職種です。
仕事内容はまったく異なります。 どうして薬剤師をすすめるかというと、単純に「そのほうが楽」だからでしょう。 勉強は薬剤師の方がずっと大変だけど、その分就職先があり、仕事内容も「肉体労働」ではない。 管理栄養士というと何故か世間の人々は「すごくいい仕事」「就職先がある」と思い込んでいるようですが、「病院に就職できるのはほんの一握り」「給食会社だとただの調理係でほぼ肉体労働」「就職できても辛すぎて辞める人珍しくない」のが現状。 仕事内容が大変というより重圧がとんでもないうえに人間関係も難しすぎるけど、そういうことは授業で習わないから現実を知って辞める人多い。 薬剤師になっても管理栄養士の知識や仕事はとくにカバーできません。 栄養素などの知識は重なるけど、管理栄養士の仕事は「知識だけあってもそれを活かした献立を作成して料理ができなければ意味がない」ものです。 完璧な知識があって国家試験も模試も全問正解できて医師と同等の知識があっても料理が下手でまずそうな献立しか作れない人は失格。 食べる前に食欲が失せて手を付けずに捨てたら完璧な栄養食でも意味がない。 だから管理栄養士の仕事をしようと思えば「美味しい献立を考える力」と「料理の腕」が必要になります。 腕のいい調理師がいるから大丈夫と思っても「調理師たちを管理する力」も必要で、こっちは知識ではなく人間関係の問題だからまた別の能力が必要になるけど、現場で必要とされる一番の力はこっちだったりする‥‥‥何しろ二十歳そこそこの人間が就職と同時に自分の親くらいの年齢の調理師たちの「上司」になり、彼等に「命令」して給食の運営をしなければならず、当然全責任は「上司」である管理栄養士にかかるわけだから‥‥‥はっきりいって栄養指導とかは二の次。 たいていの病院は給食運営の片手間に栄養指導するし、したことない管理栄養士だってたくさんいる。 一番大事なのは給食の仕事。 そして医師でもよほど料理好きでそっちの知識が豊富じゃないと給食に口出しできないから給食の運営は管理栄養士に丸投げ。 そのため給食は管理栄養士の天下だけど、天下とるのって資格があるだけでできると思いますか? 管理栄養士は「病院の中にある給食会社の社長」みたいなものなので、社長業が務まる人間じゃないと厳しいし、能力が足りないと思われた時の調理師たちからのいじめはすさまじい。 管理栄養士が多い施設なら上司が面倒見てくれるからいいけど、管理栄養士の定員が一人だけという小規模施設は新米でも初日から社長業を務めないといけないので、耐え切れず辞める人珍しくない。 やる気と資格はあっても能力のない社長は非常に迷惑な存在なので、その辺は理解できるけどいじめられる側はたまったものじゃない。 そういう仕事が務まる人にとっては「若くしてトップ」という仕事は魅力的だけど、そうじゃない人にはこれほど厳しい仕事はありません。 転職しようにも経験豊富なベテランは歓迎されるけど数か月もたずに辞めた人間は厳しいし、むしろ「二度と給食には戻らない」という人の方が多い。 問題なく務まった人でも「この子にこういう仕事ができるかな」と思ったらすすめたくないですね。 単なる専門職じゃないので、夢を見ている人に現実の仕事の厳しさを教えても安易にすすめたい仕事ではありません。
自分も管理栄養士より薬剤師を勧めます。 待遇、報酬、難易度など全く違います。難しい分、ある程度は周りから認められます。
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