建築士の資格を有しているから、調査士試験の午前の部を免除されるから、合格率が高い訳ではありません。 近年の土地家屋調査士の合格者の99.9%程度は、測量士か建築士『士捕、2級を含む』の何れかの資格を有しています。 調査士試験の午前の部免除の為の資格は、要は調査士試験の受験資格みたいなものですから、1級建築士を持っているから有利、と言っているのはお門違いです。 ここ最近は午前の部と午後の部を双方を突破した受験生は全く聞きません。昨年度の法務省の統計を見れば、午前の部を突破した者は48人中15人しかいません。合格率が8%の試験なため13人に1人受かるかどうかの試験なので、合格者がいるとすれば、1人か多くても2人程度のはずです。 つまり昨年の調査士試験合格者が400人なので、午前の部からの合格者が1人いたとしても、全体の受験生のなかでは99.9%以上の例外という話にまでなってしまうのです。 ちなみに、午前の部試験の合格者は午後の部を突破しない限りは、以降の試験の免除ないため、来季以降受験する場合はもう一度午前の部から受験し直す必要があるのです。 だから、免除がないととても試験突破など有り得ない話なため、皆免除申請をして受験するという訳なのです。 調査士に合格したとて、建築士に限っては自分の場合受験資格すらもありません。 ですから、論ずる資格自体もないし、建築のことなんて勉強したこともなければ、簡単に受かる訳はないですね。 その逆に建築士試験の合格から調査士試験合格はどうか?と聞かれると、これもようやっと受験出来る状態になっただけで、合格の是非は本人の努力次第に懸かっています。 自分の感想では、仕事をしていてやはり建築士のほうが調査士よりも、立場的には上という実感を持っています。 がしかし、試験のみで考えると調査士か建築士かどちらが難易度は高いかは、建築士の場合だと、その人に蓄積された前提知識もあると思いますので、一概には比較は難しいと考えます。
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とんでもない。土地家屋調査士も立派な資格ではありますが、一級建築士とはまったく別物です。 土地家屋調査士試験は、一級建築士または測量士補の資格者は土地家屋調査士の午前試験は免除されますので、午後試験だけを受験すればよい試験です。 また、土地家屋調査士試験は、午前試験が2時間の学科試験、午後試験は2時間半の実務試験に別れています。 一級建築士であれば、午後試験だけを受験し、合格すれば土地家屋調査士になれます。 一方、一級建築士試験には、土地家屋調査士資格を持っていたとしてもまったく考慮されません。 土地家屋調査士試験には、一級建築士資格者は優遇されていますので、一級建築士なら土地家屋調査士もわりと楽に合格できると思いますが、その反対はありません! ちなみに一級建築士試験は、一次試験(学科試験)は、5教科125問を6時間半の試験時間で解答しなければなりません。そして、75~80%に正答しなければ合格ラインに達しません。 もし、一次試験に合格したとしても2ヶ月半後の二次試験(製図試験)に挑戦しなければなりません。 A3の課題用紙にびっしり条件が書かれており、その条件にて、各々実際に設計をします。6時間半の試験時間で課題条件をクリアした図面を仕上げる必要があります。土地家屋調査士試験のような簡単な図面ではありません。かなり詳細な平面図2つ、断面図、梁伏図(構造図)のほかに記述問題もあります。かなり過酷な試験です。 よって、昨年度の一級建築士の一次試験と二次試験の両方に合格した合格率は、7%ほどです! 一級建築士は、大学等の建築学科を卒業するか二級建築士を取得して2~4年間の実務経験が必要です。つまり、受験生は、建築のプロたちです。それでも7%ほどしか合格できないのです。
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一級建築士の受験資格を取得するには建築学科を卒業+実務経験、または実務経験+二級建築士合格+実務経験が必要です。 土地家屋調査士を先に取得した後に資格を生かさずに、設計事務所の実務経験を何年もする馬鹿は滅多にいません。
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