解決済み
フリーターをしていた24歳の頃に、バイト仲間から簿記というものを聞いて知りまして、「会社の儲けや損が分かるのか。面白いな」と思い、日商簿記2級等の簿記資格を取って、ハロワで見つけた税理士事務所に行きました。 やってみたいと思う仕事就きましたし、会計業務(補助)や巡回監査を実際に経験してみて、やりがいのある仕事だなと感じました。 しかし、給料が安く、一人暮らしのアパートの家賃さえ支払うのに困ってしまい、フリーターでバイト掛け持ちのほうがよほど生活が楽だったと思うようになったところから、やる気も失せてしまいました。 「やっぱりおカネだ」「お金が無いと何も出来ない」「勉強したくても通信講座を受けるにしても、おカネが要る」そう強く感じてきて、今度は稼げる業界を探して、宅建士の資格を取り、税理士事務所は1年で辞めて、東証1部上場の不動産会社へ転職しました。不動産売買の営業マンです。 そうしましたら、おカネには困らなくなりました。 税理士事務所では手取りで月10~11万円でしたが、大手不動産会社に行きましたら、20代後半で店長にもなると総支給額で月50万円以上ありました。 「やりたいこと」よりも、おカネを取ったわけです。 しかし、不動産売買の営業は超激務で体調を崩してしまい、とうとう地元へ帰って来ました。そして、今の会社に勤めています。 従業員数1,500名程の規模の物流会社で経理職兼総務職をしています。 給料は総支給額で月32万円程です。 ですが、不動産営業職の頃とは違って、自由な時間も増えました。 そして、貧乏だった税理士事務所にいた頃とは違い、貯蓄もそこそこありましたので、通信講座を受けて、税理士事務所では取れなかった、税理士試験科目の簿記論と財務諸表論は取得しました。 その他、会社側から取得の指示を受けて、運行管理者(貨物)や第一種衛生管理者の国家資格を取得して、 簿記知識:日々の経理実務や月次・年次決算、財務分析。 宅建知識:貸倉庫の賃貸借契約書の作成や締結。 損保知識:(不動産営業時代に損保資格を取っていたので)車両や担当部署の社屋の保険更新手続き 運行知識:運送契約書の作成や行政官庁への書類提出。 衛生知識:担当部署の安全監査の実施・報告(労基署に有資格者として届出済) のように、今まで取得した資格をほぼ全て活かせるポジションを与えてもらえました。 そうなりますと、当初はやらされている感のあった仕事でも、やってみよう、そしていつの間にか「やりたい」と思う仕事に変わっていました。 やはり、ある程度のおカネ(給料)を貰えて、あれこれと期待して仕事を任せてもらえることで、人は、段々とやる気も起こり、そして、与えられた仕事が天職に感じてくるものではないでしょうか。 ですので、私は「やりがい」は自分で想像して、コレだと思って創るものではないと思っています。どちらかというと、努力を積み重ねていると、与えられるものだと感じています。 TVで、HONDAの社員(研究所の方)さんが、退社後、社屋に光るHONDAのロゴを見て、「よし!明日もやってやるぞ」と思う・奮い立つと言っていました。 それだけの夢と思いを人に与えることが出来る会社って素晴らしいなぁと思いましたね。 もちろん、待遇も良いでしょう。贅沢・浪費するような生活をしなければ、将来も安泰でしょう。 私が今勤めている会社も、人材を「人財」と見ていることは感じています。ただ単に稼ぐ道具として従業員(労働者)を扱っていないのは分かります。 ですが、HONDAの社員さんのような愛社精神は持てていませんが、そこに勤めているだけで、社員に誇りとやる気を与えられる会社って、素晴らしいなぁと感じます。 ですので、「やりがい」「やる気」「やりたいことに出会える」というのは、働いた会社次第、勤め先次第だと感じています。 好きなこと、やりたいことを仕事にして、生活に困らない稼ぎが出来るのであれば、それに越したことはありません。 自営業で成功している方も多くいます。しかし、おカネに困ったり、生活に困ったりしている人がいるのも事実です。 勤め人として、給料をもらい、生活していくのであれば、やはり「勤め先次第」だなと思いますね。 やりがいがあると思う仕事・・・それは、自分に合った仕事内容で、かつ、「ある程度の所得(給料)をくれる会社・職場」そして「安定した基盤のある会社に勤める」ことで、やりがいも出て来るものだと考えています。 やりがいがあっても、おカネ(給与所得)が生活もままならないようでは、人は腐って行きますし、おカネが無く、生活苦ですと、心も荒んでいくものです。そうなりますと、やりたかったこと、やりがいが持てていた仕事に対しても、そのうち気持ちが薄れていくものです。 ですので、やりがいを仕事に求めるのであれば、良き会社と巡り合うことです。 良き会社に出会う・巡り合うためには、やはり、まずは自助努力ですね。 確かに、良き会社との出会いや巡り合いには、運やタイミングの面もあります。 しかし、いくら強運の持ち主でも、何の努力もしていなければ、面接官の目にも止まらず、チャンスも通り過ぎてしまいます。 やはり、努力の積み重ねがあって、初めて、やりがいのある仕事に就けるというところへも繋がっていくのではないでしょうか。 何もしなければ、何も変わらないのも確かです。 いざというとき、ここぞというときに、どれだけ必死になれるかで、その後の人生は大きく変わっていきます。 人には、それぞれ時期は違いますが「これでよいのか」と考える時があります。その時こそ、その人の分岐点でして、そこで、どう行動するかで、将来も変わるわけです。 「自分は何が出来るのか(出来そうなのか)」「自分は何がしたいのか」そこを、まずははっきりとさせないと、次へは進めないものです。 そして、自分はこれなら出来るというものを持つ・取り柄を作ることで、少しづつ思い描く道へと近づいて行くのだと思います。 「芸(技)は身を助ける」です。 そして、自分自身に、自信をつけていくことで、前へと進んで行けるのではないでしょうか。 与えられてやっている仕事に、魅力を感じてきますと、仕事も続くようになります。その魅力を感じて来る仕事を与えてくれる会社に入るためにも、まずは自分自身の努力(磨き)が必要ということですね。 職業を転々するのではなく、一所に落ち着いて、長く勤めることが出来ている人は、ある程度自分に合った仕事に出会った人たちです。 そして、求めるばかりではなく、妥協と納得も必要で、心の中で、これでいいかと思えたところが、落ち着く場所なのだと思います。 ですので、身の丈を知るというのも大切です。求めるものは大きく、しかし、努力はしていない・・・では、いつまでも、夢を追いかけているだけになりますし、気づけば歳だけ取っているでしょう。 やってやろうか、好きになってきたと思えてきたところが、ちょうど理想と現実のバランスが取れた地点、「やりがいのある仕事」ということではないでしょうか。
なるほど:2
そうでもありません。 惰性と辛抱と諦念でもけっこう続きますよ。
そう思います。(^_^)/ 好きだから続いているんでしょうね。
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