東京であれば、担当するのは東京の警察本部、つまり警視庁となります。 さらに怪盗のような窃盗事件を担当するのは、警視庁本部では刑事部捜査三課、各警察署では刑事組織犯罪対策課等の窃盗犯捜査係です。 ちなみに『名探偵コナン』あるいは『まじっく快斗』に登場する怪盗キッドは、警視庁本部の捜査二課が追っていますが、この設定は誤りで、捜査二課は詐欺や脱税、公職選挙法違反等の知能犯を担当する部署です。 いかに手口が込んでいても、窃盗は知能犯ではありません。 また、怪盗キッドの場合は強盗に該当するような行為もみられますので、そうなると捜査一課(他には殺人のような強行犯捜査を担当する部署)の担当になってくるおそれもあるため、ケース・バイ・ケースといえるでしょう。 怪盗というからには何件も犯行を重ねているはずなので、広域性を見込んで警視庁本部に捜査本部が設置されるか、あるいは警察署に合同捜査本部が設置されるはずです。 こうなると、警視庁本部の捜査三課がやってきて、所轄の刑事と捜査にあたります。 もちろん場合によっては複数回犯行を行っていても捜査本部が設置されないこと(被害額が小さい場合等)はありますし、前述のように強盗とみなされれば捜査一課も動員されます。 そういった捜査本部では、警視庁本部の管理官(警視)が実質的なトップとなります。さらに、警視庁本部の係長(警部)がおり、そこから下が捜査の実働要員となります。捜査の方針に強い影響力があるのは警視庁本部の主任(警部補)までで、それ以下の人間は捜査の方針に直接口を出すのは難しいかもしれません。 ちなみに警察署では、課長が警部(一部の大規模警察署では警視)、係長は警部補となっていて、階級と役職が本部とは異なる点にも注意です。 ※補足しておくと、 ・警視庁刑事部長……警視監のキャリア組 ・刑事部参事官(部の№2)……警視正のノンキャリア ・捜査一課長……警視正のノンキャリア ・捜査三課長……警視でノンキャリア ・理事官(課の№2)……警視で、多くがノンキャリア となっています。 若い男性警察官をライバルに据えたいとのことですが、全く不自然ではありません。階級的は、二十代であればどれだけ早く昇進していても警部補、妥当なところで巡査長~巡査部長あたりとなるでしょう。 階級については、警視庁のHPを参照されることをオススメします。まぁ、モデルと実態がかけ離れているということはよくあるので、全て鵜呑みにするのは推奨できませんが。
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