解決済み
外科医の方に質問です。 もし、自分のミスで患者さんを死なせたり、後遺症を残してしまったりした場合、どうやって罪悪感を対処するのでしょうか?
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基本的に、手術をする時に後遺症なども想定していますし。 手術で亡くなる可能性がある患者さんも、それは想定しています。 手術は最善の形を目指してやりますが。手術ですから、最悪の事態も起こりえます。 なので、どんな簡単な手術でも、御家族には「手術なので、最悪の事態もありえます」と説明しますし。そういう覚悟を持って手術室にのぞんでいます。 幸い、私は、訴訟になったことがありませんが。訴訟をかかえている先輩もたくさん見てきましたので、常に訴訟のリスクもある、と覚悟をしてメスを握っています。 手術が思わしくない場合、後遺症が出てしまった場合、患者さんが死んでしまった場合など。 まずは、分析します。なにが悪かったか、もっと最善手がなかったか。 最善手がなくて、回避不能な場合だったら、それ以上考えることはありません。 自分の処置が悪くて、患者さんが死んでしまった、後遺症が残った場合は、反省します。 私は、外科医の中でひきずる方なので、3日落ち込む事もあります。 外科医の中には、メンタルが強く、全く落ち込まず、次、次、と切り替える人も少なくありません。 手術の成否で罪悪感というのは、基本的にありません。基本的には、手術というのは、患者さんの為に、最善をつくそうと思ってやった結果なので、それでうまくいかない時に罪悪感を感じることはありません。 ただ、私が、唯一、罪悪感がある症例は。医学的に間違っている…というか、自分の私的な用事の為に、手術をしなかった上司の顔色をうかがったせいで、若い患者さんが亡くなった症例です。 若くとも、自分が主治医なのだから、自分が遊びたいが為に手術をしなかった上司を無視して、強引に、その患者さんを助けるべきだった、と今でも後悔しています。 10年以上たっていますが、その罪悪感は消える事はないです。ずっと悔いが残っています。
なるほど:2
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