美術スタッフはプランナーを含めた大道具・小道具などのスタッフを総称するものと思います。 大道具・小道具は大きく現場スタッフと工場・工房スタッフに分かれるかと思います。 大道具は大道具製作・施行会社に発注され、工場で製作して舞台・スタジオなどに搬入して、現場で組み立てが行われます。一般に大道具というと現場スタッフのことです。組み立てだけでなく、本番の転換なども行います。 小道具はテーブルや椅子など、既存のものは小道具レンタル会社から借りてきます。デザインが既存でないものは製作することになります。小道具工房に発注される場合もあれば、舞台では演出部のスタッフが製作する場合もあります。テレビでは部屋などにレイアウトされる様々な小物・家具をそろえることも行います。 舞台では基本的に小道具は演出部がメンテナンスや配置をしますから、現場に小道具さんはいないと思います。 小道具は基本的に役者が手に取る、乗るなどのもの。大きなものでは駕篭、輿、牛車などが含まれます。あるいは立木は大道具ですが、その枝を役者が折って持つことになると、その枝は小道具の扱いになります。
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