解決済み
日本では、 高さの基準=水準原点=国会議事堂 水平の基準=経度緯度原点=麻布 になっていますが、これはどうして国会議事堂と麻布なのですか?
77閲覧
日本の標高は東京湾の平均海面を基準として標高ゼロメートルと決まっていますが水準原点は東京湾にあるのではなく湾岸より地盤のよい国会議事堂前の憲政記念館(東京都千代田区永田町1-1)の庭にあります。むかしは井伊大老の屋敷、もっとむかしは加藤清正の江戸屋敷があり明治中期になってから参謀本部陸地測量部の建物ができました。 測量をする参謀本部陸地測量部があった場所です。 三角測量よって正確な経緯度による地形図をつくるため、測量しょうとする地上に先ずひとつの出発点を設けました。この点の位置は経度と緯度で表され、日本経緯度原点といいます。日本の緯度経度の原点になるところです。東京麻布狸穴(現港区麻布台)には明治初期から海軍水路部の観象台と内務省地理局の天象台があり天文観測を行っていました。1888年(明治21)に両者は合併し東京帝国大学の東京天文台になり関東大震災まで継続されました。この位置での天文観測により経緯度が定められ、1892年(明治25)に日本経緯度原点とされました。東京天文台は、かねて東京三鷹への移転計画がありましたが関東大震災の翌年1924年(大正13)には大部分が麻布から三鷹へ移転しました。日本経緯度原点の位置は元の東京麻布のままです
< 質問に関する求人 >
国会(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る