海上自衛官の艦艇乗員についていくつか質問があります。 1、艦艇乗員は、母港と洋上をどのくらいの日数の比率で生活して…

Question

海上自衛官の艦艇乗員についていくつか質問があります。

1、艦艇乗員は、母港と洋上をどのくらいの日数の比率で生活しているのでしょうか。

2、艦艇乗員の住所は艦艇に登録されるそうですが、基地には宿舎があるのでしょうか。

3、未婚の曹の階級の艦艇乗員が基地外で一人暮らしをすることは可能でしょうか。また、可能となる条件はなんでしょうか。

4、海上自衛隊はかなり基地が分散してますが、転勤は全国区なのでしょうか。また、幹部とそれ以外で違いはありますか。

以上です。一つでも答えていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

Answer 1

１ まず艦種、任務によって異なりますから比率を出せといってもあくまでも平均値です。平均値はご存知のとおり年間行動日数が０と３６５日の２隻だと、１８２．５日になりますから何の参考にもなりません。また、全ての艦艇は車の車検と同じく何年かに一度定期検査を受けに造船所に入ります。そういった艦艇は１年間の半分以上は航海をしません。
２ 艦内居住で、陸上に専用の宿舎はありません。ただし、呉には乗員待機所という宿泊施設はありますが、個人での占有はできません。潜水艦部隊は横須賀と呉に乗員待機所を持っています。
３ 艦内居住である未婚の曹士が基地の外に住所を移すことは出来ませんが、外出時あるいは休暇に下宿と称する個人または数人で借りたアパートに泊まることは可能です。宿無しだと漫画喫茶やネットカフェで夜を明かすことになるので、艦では下宿を設定するよう奨励しています。艦内ではスマホや私有パソコンが使えないので、ネットサーフィンをしたりやゲームを遊び倒すには下宿は必要です。
４ 基本的に幹部は全国区、曹士は総監部管内の異動です。しかし、自分の職域によっては担当する機器を装備艦艇がいなくなってしまい他の総監部に異動する場合もあります。

Answer 2

艦艇勤務は10年未満ですが、判る範囲で回答しておきます。
1.母港と洋上(母港以外の他港含む)の比率
これは一律ではなく、各艦艇のその年度の訓練事情もあります。
護衛艦と掃海艇でも異なります。
護衛艦が長期行動、掃海艇は日帰り訓練が大半、1年に数回中期行動。

2.艦艇乗員の住所
未婚者=営内者は艦艇の住所となります。
○市△町無番地 護衛艦A気付 海野守 とかになります。
例えば自動車免許の住所は上記でして。一発で身分等が判りますね。
既婚者は営外者で、住所は自宅・借家・官舎等の住所になります。
呉に艦艇勤務者の独身宿舎があるにはある。(退職してるので詳細不明)
多くの場合、ひとりあるいは友人と下宿を借ります。
艦艇のベットだけではストレスが当然ながらたまりますのでね。

3.未婚の海曹の営外居住
数字はうろ覚えで、変わってる可能性はあります。念のため。
30歳で2曹以上だと、営外者となる事が出来ます。
ただし、艦艇勤務だと、あまり意味がない。
陸上部隊勤務で営外者だと、
住居手当も貰えますが、問題点は隊内喫食不可となります。

4.地方隊の転任
大湊、横須賀、舞鶴、呉、佐世保と、５つの地方隊に分かれています。
曹士は基本的に同じ地方隊内の転勤となります。
ただ、呉地方隊でも、呉、江田島、阪神、佐伯、徳島、小松島。
幹部は偉くなればなるほど全国区となります。
曹士も希望すれば、一部の曹士は違う地方隊に転任もあります。
私も、呉→横須賀→呉と、2回転任しています。