過去に日系上場企業や複数の外資を経験し、現職も外資です。 「外資」と一括りにされてますが、 外資でも外国資本100%の外資と、日産、武田薬品、日本ヒューレット・パッカードのような一部内資の企業があります。 また、外国資本100%でも古くから日本にある外資(一部は戦前から日本に進出)は、中身は殆ど日本企業と変わりません。例えばネスレ日本、アメリカンエキスプレス、日本IBMなど。 私見ですが、私が「生粋の外資だなぁ」と思うのは、例えばGoogleやマイクロソフト、SAP、Twitter Japan、セールスフォース、LINE、マッキンゼー&カンパニー、ベイン&カンパニー、ユニ・リーバ、PWC(ブライスウォーターハウスクーパース)、LVMH(ルイヴィトンモエヘネシー)、ブラックストーン、バークレイズキャピタル、ゴーリドマン・サックス、BNPパリバ、JPモルガン等ですかね。 いずれにしても必要なのはまず「学歴」です。米系の外資などは日本企業より学歴を重視する傾向があります。 語学力に関しては企業、職種によります。ネスレ日本などはビジネスレベルの英語力がない人のほうが多数を占めますが、一方でブラックストーンなどで働く日本人は、ほぼ全員がネイティヴと比較しても遜色ない語学力です。 外資で働いた経験がない方は外資を「日本企業とは全く異なるもの」と思いがちで、誤解されてる部分もありますので、一般的な外資の特徴を。 1.日本企業よりゴマすりをしたり、社内パワーバランスに敏感な人がいる。また、そういった人が上手く他人の手柄を自分の実績にしてのし上がる場合あり。給与に関してはパフォーマンスが全て。例えば金融、ITのセールス&マーケティング系の職種であれば20〜30代で年収1000〜3000万稼ぐ人は多々います。 2.役割分担がはっきりしている。外資には必ずJD(Job Description)と呼ばれる職務の範囲を明確にしたものがありますので、責任の所在も明確です。=決められた範囲でしか仕事が出来ない。職務上で理不尽な事があれば平気で上司に反論出来る、または人事に相談したり、一つ飛び越えてその上司の上司に進言したりも可能。 3.本国の意向でどうにでもなるので、仮に明日職を失っても「次探すか」と、環境に左右されず冷静に物事を捉え行動出来る精神的タフさが必要。外資IT、金融などでは40歳で3〜4回転職経験があるのはごく普通。 一部で、優秀な人はヘッドハントされたり、より良い年収や労働環境を求めて転職していくので「1社に留まっている=能力がない」と見なされる場合も。 4.給与=労働の対価として考え、無駄な残業などしない。上司が在席してようが自分の仕事が終われば、そそくさと退社する。会社の上司や部下との飲み会は日系企業より少ない。プライベートを大切にする人が多く「社畜」などという言葉は無縁。 外資で働きたいなら、せめてGMARCH以上の大学に進学しましょう。スキルとしての英語力は大学生ならまずTOEIC730点でOKでしょう。新卒でも企業により800〜860点程度求められる場合あり。 あとは、自己主張が出来て且つ精神的なタフさですかね。
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