20歳(男)です。 国家資格の基本情報技術者は どういった職業に繋がるのでしょうか？ ステップアップさせる為に…

Question

20歳(男)です。
国家資格の基本情報技術者は
どういった職業に繋がるのでしょうか？

ステップアップさせる為には
今後どんな資格を取っていけば良いのでしょうか？

この資格を活かすために必要な基礎知識は何でしょうか？
例えば、パソコンのエクセルなど。

Answer 1

基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験におけるレベル２の資格です。レベル１にITパスポート、レベル３に応用情報技術者試験があり、この資格を有する方々が最終的に目指す試験は、レベル４の資格（ITストラテジスト試験やプロジェクトマネージャ試験など）になります。

そもそも、この資格はその名の通り、技術者を対象として設定されている試験となります。いわゆるプログラマーやシステムエンジニア等を指し、そういった方々が取得されることを前提とされています。そのため、試験の内容にプログラミングやUNIXやLINUX、サーバーやPCの構成、ネットワークなどが含まれます。

つまり、この資格はエクセルやワードなどといったPCの機能を使う人間、いわゆるユーザーのための資格でありませんので注意してください。

さて話を戻します。基本情報技術者試験は、プログラマーやシステムエンジニアだけでなく、コンピューターに関わる技術者にとって、基本中の基本ともいえる資格です。そのため、ネットワークエンジニア、サーバーエンジニア、ハードウェア設計者、ソフトウェア開発者、ゲームプログラマーなど、いわゆるコンピューター技術者にとっては一番最初に目指すことになるであろう資格となります。必然的に、この資格を取れる人間は、こういった道に進むことが多くなります。

また、ステップアップは更に多くの道へと分かれます。資格だけで言えば、オラクルやドットコムマスターのような民間資格もあれば、同じ国家資格としてレベル4の資格にまで目指すことも可能です。これは自分がコンピューター技術者としてどうステップアップしたいかによって分かれてきます。ネットワークのスペシャリストになりたいとか、セキュリティーの専門家になりたいとか、何百人もの人間を束ねるプロジェクトのリーダーになりたいのかで、取得すべき資格が変わっていきます。

知識面で言えば、当然、コンピューターに関わる知識、それもユーザーからエンジニアとしての知識が求められていくように変化していきます。例えば、プログラミング、サーバー、ネットワーク、OS、ハードウェアといった知識が必要になります。

再度言いますが、これはユーザーのための試験ではありません。PCを使う側から、使ってもらうためのシステムを構築するための資格です。

WordやExcelのような、PCを上手に使うための資格が欲しければ、MOSやP検を取得してください。