試験に出るかどうかは知りませんが、 一般的には、有名どころではたとえばバラの包みの髙島屋の「髙」の字。 学校で習う「高」の字は、なべぶたの下が口です。 しかし、髙島屋の字は、はしご状になっています。 これは同じ「たか」の字ですが、人名や屋号などでは別々の字として扱います。 こうした、標準の字体では同じ読み・発音を持つが、字の形が異なるものを異体字と呼びます。 上記の二種類の「たか」は、「くちたか」「はしごたか」などと言って区別します。 牛丼チェーンの吉野家も、一般的な字体では上の部分が「士」ですが、吉野家の正式な屋号では「土」と、棒の長さが違います。これも異体字で、「つちよし」などと呼んで区別します。 ナベツネこと読売新聞グループの渡邉恒雄。 NHKアナウンサーの渡邊あゆみ。 よく見ると、「なべ」の字が違います。 ……等々。 成立した背景にはいろいろな事情があり、他にもいくつかのパターンがありますが、似た感じの漢字だからこれで済ませよう、で済む場合と済まない場合があります。 表示する環境によってはきちんと出力することが難しいので、確認を必要とします。 ちなみに、髙島屋の髙は、日本語として表記する場合のコードを持っている(表示させるための、固有の文字として認識されている)ので、変換で「たかしまや」と打てば候補に出てくるものもあります。 しかし、吉野家のほうは、そのコードがないために、一般的にはインターネットなどでその字は出てきません。 非常に奥深い問題がありますが、きりがないのと、表示に限界があって正確性が保証できませんのでこのへんで。 詳しくは「異体字とは」で検索してみるとよろしかろうかと思います。
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