「承認欲求」:他人から認められたいという欲求。 優秀な人は常に周りから一目置かれているので、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を実践できます。例え、どんなに相手の能力が低くても自分を褒める人を貶す事はないでしょう。「我以外皆我師」なんて余裕で言えるのです。また、そうする事によって、より一層評価され尊敬されます。 逆に、無能な人は常に「人から見下されているのでは?」という恐怖心があります。ですから、自分を高く見て貰いたいという気持ちが強いのですが、能力が劣るので成長して認めて貰うという手段が採れません。 それゆえ、他者を誹謗中傷する事によって引きずり落とし、相対的な自分の優位性を確立する事を試みて自己の精神的安定を求めるのです。 ですから、他人を誹謗中傷する者≒無能(劣等感を持つ者)と考えても良いと思いますよ。 〔参考〕 優れたお坊さんは自分の事を「愚禿」(愚かな坊主)と言います。 実例:愚禿最澄、愚禿親鸞 ※賢くなればなるほど、自分の無能を知る事になります。 「己の愚かさを知る事が知識の初め」(ソクラテス)という事です。哲学の世界では愚か者とは「自分が賢い」と思っている者の事です。(常識) ですから、他人を誹謗中傷するという事は「己の愚かさを自分で証明している事」になるのですよ。またそれゆえ、教養のある人はその事を知ってもいるので、そのような みっともない言動は厳に慎みます。
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