今、精神障害２級で、授産施設で働いています。

Question

今、精神障害２級で、授産施設で働いています。病気になる前に、福祉系の大学を卒業して、特養で３年間夜勤もしていました。その後デイサービスで1年間働きました。
今、病状も、良くなりました。
それで、授産施設と同じ法人でやっている、老健で、働きたいのですが、主治医からは、障害者枠でも、健常者枠でも大丈夫といわれているのですが、もし、健常者枠で、採用になったら、精神障害者の年金はもらえなくなるのでしょうか？
それとも、年金今のままもらえて、他の人と同じく、給料ももらえるのでしょうか？

Answer 1

身体で障害厚生年金一級の受給者です。
職業柄、複数の社労士やフィナンシャルプランナーと共に仕事をする機会を持っています。
素人の方より多くの事例を詳細に知る立場にあります。
実例に沿って回答をさせて頂きます。
ご参考になれば幸いです。

お体の改善、何よりのことです。
障害を持つ仲間としてお祝い申し上げます。
しかし年金は悩ましい所ですね。
制度的にも複雑なのでできるだけ噛み砕いて回答いたします。

まず次回の更新まではどのような就労形態でも受給できます。
きちんと主治医の許可をっとっての就労なら途中では停止になりません。
ここはご安心ください。
問題は次回更新ですね。

原則論のみを言えば障害者枠でも一般枠でも次回更新は残念ですが二級は通りません。
二級は精神障害の場合は就労不能が原則です。
今の授産施設はおそらくですが就労移行支援または就労支援Ｂ型ではないでしょうか。
この場合は実態として就労とはいえませんし、就労とはみなされませんから問題はありません。
しかし障害者雇用は就労と認定されますから二級は原則不支給です。
つまり障害者枠でも一般枠でも同じです。

ただしご質問文を拝見すると質問者様の受給は障害基礎ではなく障害厚生の気がします。
障害厚生の場合、三級認定があります。

三級なら今後も充分認定可能性はあります。
実は精神での認定は数値化されている身体と異なり、審査会の恣意的な判断が大きいのです。
障害者枠なら支給、一般枠なら不支給という基準がある訳ではありません。
しかし審査会のイメージ的にはやはり障害者枠での就労が有利と言えます。

後は就労時間ですね。
これもあくまで多数の事例から言われていることで絶対ではないのですが、雇用保険未加入（週二十時間未満）ならまず支給、旧制度の社会保険未加入（通常は週三十時間未満）なら日常生活困難度との勘案と言われています。
金額ではなくあくまで時間に注目されます。

とはいえ実際には日常生活が非常に困難な場合、就労しても二級認定はかなりあります。
私も個人的に二十例以上実例を知っています。
※実際に診断書を書かれる主治医の御見解が一般枠での就労も可能、ということなので質問者様の場合は少し難しいかもしれませんが。

ですから年金は就労した場合は非常にあやふやな状況となります。
そこを重視して就労形態を選ぶ必要はないと考えます。
少し身も蓋もない書き方で恐れ入りますが、現実にはどんなに気を使っても不支給な時は不支給ですし、馬なりにやっていても支給の場合もたくさんあるのです。

むしろ就労の実態重視でご判断をされるべきではないでしょうか。
障害者枠の場合は確かに周囲の配慮がまるで違います。
また今年度より施行の改正障害者雇用促進法で雇用も保護される度合いが大変高いことになります。
他方、長期に考えれば昇給、（特に）昇進はあまり期待はできません。
授産施設とは比較になりませんが、相対的には低賃金で働く事になります。

他方一般枠なら健常者と同等の結果を求められます。
同じ待遇である以上、これは当然のことです。
甘えは認められませんし、障害を理由にしての言い訳は通りません。

お体の状況を主治医と慎重に相談し、就労先とも意見をすり合わせてご決定になる事です。
主治医のご判断はご判断として、就労の環境を熟知している訳ではありません。
一般枠での就労が望ましいことは論を待ちませんが、お体が壊れては台無しです。
幸い就労先は質問者様の日常をご存知です。
これは本当に恵まれた状況と言えます。
就労先の意見も忌憚のない所を伺ってご決定になって下さい。

障害を持つ仲間として今後の実り多き未来を応援しております。
豊かな人生はきっと取り戻せます。
障害に負けず、一緒に頑張っていきましょう。

Answer 2

フルタイムでしたら、次の更新で不支給になる可能性があります。