解決済み
かつて、昭和40年代、僕の親父は新入社員なのにメチャクチャな仕事ぶりだったという。平成20年代で2010年代の今の時代ではあり得ないレベルのムチャクチャぶりだが、ちょっとそのエピソードを教えよう。1999年12月末に僕の父は亡くなったが個人情報になるがわかりやすいように説明すると、父は東北大学法学部を卒業して農林中央金庫に勤めていた。それで、東京での研修が終わった後に父は四国の松山支店勤務になった。当時の大手銀行では社宅住まいが当たり前だったので、東日本出身の人は親戚も友達もいない西日本の支店勤務になり、逆に、西日本出身の人は東日本勤務になるのが当たり前だった。これは、社宅と社員しかいない場所で会社の組織の一部になれるように教育するためだった。でも、正確には農林中金は「会社」ではないから「会社員」とは呼ばないようだけど。 それで、これは僕の母から聞いた話だが、松山支店で父が仕事に行ったと思ったら社宅に午前10時頃に銀行の黒い車に乗って帰ってきて、車は社宅から見えない場所に止めていた。そして心配する母に父は、 「今日は飛び込み営業を言いつけられたから、今からお前と銀行の子供たちを連れて海に遊びに行こうと思うんだ」 と平然な顔をして言ったのだった。 「あんた、そんなことを言って仕事はしなくて大丈夫なの?」 「なに、飛び込み営業なんて100軒の会社を訪ねて1、2軒からしか良い返事はもらえないつまらない仕事だ。そんなのやらなくてもいいんだ」 「銀行の支店長、課長さんに見つかったらどうするの?」 「大丈夫だって、心配ないから。ウチの銀行で飛び込み営業なんて誰もやってないから。そんなことやらなくても、大銀行にはお金が集まるようになっているから」 この農林中金の営業の仕事は、僕も父から教えてもらって農林中金が農協の親玉ということは知っているのでわかるけど、それ以上のことはよくわからない。ただ、農林中金は第1次産業の預金のほとんどを管理しているメガバンクだから、決められたルート営業のこと以外はあまりやらないということは聞いたことがある。 それで、父は母と社宅の子供たちを連れて海岸までドライブして海岸で母と子供たちとのんびりと過ごして、その後、高校野球の県予選が近かったから名門の松山商業の練習を見てから銀行に帰ったという。 銀行では父が言っていたように、上司たちも父が一日中ぶらぶらと銀行の車を使って松山市内で遊んでいたことは知っていたけど、誰も怒らなかった。こんなにのんびりとしているのは、当時はメガバンクでは3年ほどは新入社員は戦力にはならないので、まずは適当に簡単な仕事を与えて銀行の雰囲気に慣れさせる期間が必要だからということらしい。だから、ほとんど辞めさせる人はいないことを前提に、新入社員はあまり多く取らない方針だった。それでも、新入社員の父は今のお金にすると手取りで25万円くらいの月給を貰っていた。それで、メガバンクだからバブル経済で景気が絶好調の頃は、年収1千5百万円くらい貰っていたらしい。 今の時代は昭和40年代の高度成長期とは違うので、就活をして大手企業の新入社員になったらすぐにITスキル、英会話能力などが求められて新入社員はやることがたくさんあって、とても昭和40年代の父の様なのんびりとした新入社員などは送ることが出来ない。今は日本の企業の多くが国際企業で高度なIT技術を導入しているので、新入社員がのんびりと過ごせる時間はない。 それとも、今でも昭和40年代、50年代のようにのんびりと仕事をしても倒産しない会社はありますか?
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農協と親方日の丸銀行の会社を 民間の一般企業と一緒にされたら困りますが? バブル崩壊しても公的資金が導入されるところと、 されないところじゃ、雲泥の差。 そもそも税金で養ってもらってる
こういう会社ならありますよ。 http://toyokeizai.net/articles/-/82871?display=b >「残業が日本一少ない」「休みが日本一多い」「売上目標や営業ノルマがいっさいない」――そんな「日本一『社員』が幸せ」といえる会社がある。岐阜県にある電気・設備資材メーカー、未来工業だ。 同社は室内にある電気スイッチを壁の内外から覆う製品「スライドボックス」などを製造しており、国内トップシェアを誇る。2010年には、第1回「日本一大切にしたい会社」大賞も受賞している。 同社創業者の山田昭男氏は昨夏、惜しまれながら他界した。その山田氏の遺作となった最新刊『山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル』は、今、注目を集めている。 最新刊の発売を記念し、山田氏を長年取材してきたルポライターによる「楽園企業」の謎に迫る連載をスタートする。「うらやましすぎる職場」をリポートしつつ、「なぜ会社はそこまで社員を大切にするのか?」という理由を探っていきたい。
潰れる会社もあれば、潰れない会社もあるのではないでしょうか。 その点では今と昔も変わらないと思いますが、比率が全然違うでしょうね。 今より圧倒的に年間休日日数が少なかった時代。 日曜日しか休みがなくて当たり前の時代。 今の人達に耐えられるのでしょうか。 私たちの先輩も、その時代その時代を当たり前として、駆け抜けたことだけは変わらないですね。
親が子供を公務員にしたがるのが、安定した収入と競争が無い社会に居れる、という理由なんだよ。出世しなくても飯が楽に喰って行けると言われるのが公務員なんだな。だから汗水たらして働く階層連中に反感を買うんだな。
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