二種免許を使って仕事をしております、タクシー運転手です。 試験の難易度自体はそんなに高くないのですよ。 普通一種と比べて、学科は少し旅客輸送関連の法令が増える、技能は少しだけ発展的なことをやる、くらいのものです。 バックでS字とか、切り返し必須の鋭角クランクとか。でも練習すれば誰でもできます。 なのに合格率が低いのは、受ける人の年齢層が一種と比べて(ついでに言うと他の資格と比べても)非常に高いからです。 普通二種であればほとんどはタクシーの運転手になりたくて取りに行くものだと思いますが、タクシー業界の平均年齢、59歳ですからね(^-^; 免許取りに行く時点でほとんどが中高年です。 年齢が高いことによる弊害は二つあって、一つ目は一般論として加齢によって新しいことを覚えるのが難しくなっていること。 二つ目は、それまでの運転歴が邪魔をしてしまうことです。 落ちる人は特に二つ目が問題みたいですね。 いつの間にか自分勝手な法令解釈をしていて学科で自信満々に間違えるとか。 基本に忠実に、丁寧に運転すればいいだけなのに、自分流の雑な動きをして技能で引っ掛かるとか。 タクシーの運転手を志す人は運転技能にもそれなりに自信がある人が多いですが、それが裏目に出ちゃうんですね。 まっさらな状態で一から学ぶより、間違って覚えて「これでいいんだ」と思い込んでいることを矯正する方がよっぽど大変でしょう。 年齢が高ければ高いほど間違った運転歴は長くなり、頑固になってて修正もしにくいので尚更です(^-^; 私はさして苦労せず一発で受かりましたが、受験時にまだ20代で、変な癖がついてなかったのが一番良かったのだと今でも思ってます。
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